165年の歴史を繫ぐ
ダイヤモンドへの情熱

 1854年、オランダ・アムステルダムで創業したロイヤル・アッシャー。知る人ぞ知る世界有数のダイヤモンドの聖地で、数々の歴史的偉業を成し遂げた、名門ダイヤモンドジュエラーである。

1:Royal Asscher Cut
(ロイヤル・アッシャー・カット)

1902年に誕生した58面「アッシャー・カット」を2000年、74面に改良。シャープなフォルムと強い輝きが特徴のオリジナルカット。

左から:ペンダント(PT×DIA0.30ct~) 447,000円~、リング(PT×センターDIA0.30ct~) 697,000円~/ロイヤル・アッシャー


2:European Architecture Collection
(ヨーロピアン・アーキテクチャー・コレクション)

伝統的なヨーロッパの様式美をジュエリーに昇華。繊細にカットされたダイヤモンドの細工がシャンデリアや窓枠などを表現。

左から:リング(PT×DIA)  460,000円、リング(PT×DIA) 330,000円、ペンダント(PT×DIA) 650,000円/ロイヤル・アッシャー

 なかでも1908年に3代目ジョセフが、世界史上最大、3106カラットのダイヤモンド原石「カリナン」のカットに成功した伝説は、語り継がれている。彼は'02年、58面をもつ「アッシャー・カット」を開発。'03年には997カラットの原石カットに成功し、すでに名声を得ていた。

 そんな“世界一のカッター”の手で見事に切り出された「カリナン」のうち、最大の「カリナンI世」と「カリナンII世」は英国王室の至宝となった。そして'80年、その功績に対し、オランダ王室から栄えある “ロイヤル”の称号を授けられる。

 さて、一世を風靡した「アッシャー・カット」は、約100年後に「ロイヤル・アッシャー・カット」や、「ロイヤル・アッシャー・ブリリアント・カット」に発展。

 また、カットや研磨、細工の技術とこだわりは、現在人気の「ヨーロピアン・アーキテクチャー・コレクション」にいかんなく発揮されている。

1:Royal Asscher Brilliant Cut
(ロイヤル・アッシャー・ブリリアント・カット)

5代目エドワードと6代目マイク親子が開発。74面のブリリアント・カットは白と虹色を融合した深遠で優雅な輝きを醸し出す。

左から:ネックレス(PT×センターDIA0.18ct~) 1,540,000円~、リング(PT×センターDIA0.18ct~) 954,000円~/ロイヤル・アッシャー


2:Cullinan Nine Shape Collection
(カリナン・ナイン・シェイプ・コレクション)

伝説の原石「カリナン」からカットされた、9個の大粒ダイヤモンドのシェイプをモチーフにしたロングネックレス。ウイットに富んだ逸品。

ロングネックレス(PT×DIA) 950,000円/ロイヤル・アッシャー


3:Stars Collection
(スターズ・コレクション)

ドーム内のオイルにちりばめられたダイヤモンドが星のように煌めき動く。ダイヤモンドジュエラーならではの刺激的なシリーズ。

リング2点(WG×DIA×セラミック) 各460,000円/ロイヤル・アッシャー

 さらに、ダイヤモンド片が流れ星のようにドームの中で舞う「スターズ・コレクション」は、カッティングで名を馳せたダイヤモンドジュエラーならではのアイディアと技術の結晶だろう。

 ところで、そんな偉業や名作が刻まれた165年に及ぶ長く険しいダイヤモンドの道を、ロイヤル・アッシャーは直系ファミリーだけで歩んできた。

 その原動力はひとえに、地球が生んだ奇跡の石を、“美しく輝かせ、世に送り出したい”という熱い想いだったと、現社長のエドワード・アッシャーは語っている。

 まさに情熱に突き動かされて名作を生み出すアーティストのように、ロイヤル・アッシャーは美しきダイヤモンドという名の芸術を生み出し続けている。

●お問い合わせ先
ロイヤル・アッシャー・オブ・ジャパン

電話番号 03-3746-4567
https://www.royalasscher-jp.com/

Edit & Text=Mami Sekiya
Photo=Kaz Arahama

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