Magnificent View #1455
オカバンゴ・デルタ(ボツワナ)
乾燥したアフリカの大地に突如現れる、巨大な湿地帯。それが世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ・デルタだ。
海からはるか遠く離れたこの地に、なぜデルタが形成されるのか。
まず、雨期になるとアフリカ大陸南西部のアンゴラ高原に源流があるオカバンゴ川に大雨が降る。それが半年ほどかけて内陸部のカラハリ砂漠に流れ着くと、川は氾濫を起こす。こうして、東京都の8倍に匹敵する氾濫原が誕生する。
ここは動物たちにとっては、オアシスそのもの。湿地を堂々と歩くアフリカゾウ、水を飲むライオンの親子……。貴重な水を求めて、さまざまな野生動物が集まってくる。
一方、洪水により農地開発が進まず、人が暮らすには適してはいない。だが、シーズン中は絶好の野生動物ウォッチングの場となり、貴重な観光資源となっている。
文=芹澤和美
