2018年のニューオープンで
最も話題の統合型リゾート
近い将来、日本に上陸するかも!? と話題の統合型リゾート=IR。多くの海外事業者が日本進出を表明していますが、そのなかのひとつにラスベガスが本拠地の「MGMリゾーツ」があります。
MGMといえば、ラスベガスの雄として知られる存在。「MGMグランド」「ベラージオ」「アリア」「マンダレイ・ベイ」「ミラージュ」等々、錚々たる大型IRを展開しています。アジアのラスベガスと呼ばれるマカオにも、もちろんMGMは進出済み。
2007年にマカオ半島新口岸地区に「MGMマカオ」がオープン。そして、2018年2月には、マカオのIR集積地区にあたるコタイ地区に「MGMコタイ」がオープンしました。目下、マカオでは最も新しい大型IRとなり、内外から大きな注目を集めています。
今回、こちらの「MGMコタイ」をじっくり取材してまいりましたので、最新IRの見どころをチェックいただければと思います。
そもそもIRとは?
IRと聞いて、真っ先にカジノを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。
日本にはまだ存在しないため、なかなかイメージしづらいところですが、実際にはカジノはその構成要素のひとつにすぎず、宿泊、飲食、ショッピング、スパ・エステ、エンターテインメント(劇場)、コンベンションといった数多くの要素がひとつのリゾートの中に統合されているイメージです。
MGMコタイの場合、総フロア面積に占めるカジノ要素は約1割とのこと。カジノにまったく興味がないという方やお子様連れのファミリーでも、十分にステイを満喫できるようになっています。
ジュエリーボックスのような
心躍る美しい外観
旅の目的地に到着したら、まずホテルに向かいますよね。MGMコタイの外観は、遠くからでもよく目立つ、キラキラ輝くジュエリーボックスを積み上げたような美しいデザインになっており、ファーストインプレッションから心躍るはず。
リゾートに到着したら、まずはチェックイン。ホテルロビーも5ツ星ならではの高級感あふれる雰囲気です。レセプションカウンターのスタッフの数も多く、テキパキと手続きを進めてくれるので、ストレスフリーでした。
対応言語は中国語(広東語及び北京語)と英語とのこと。チェックインは15時、チェックアウトは11時で、荷物を預けたい場合は、レセプションカウンターの反対側にあるコンシェルジュへ。
MGMコタイのカジノは施設の中央付近にあり、ホテル客室、レストラン、ショップといった非カジノ(現地では「ノンゲーミング」と呼ばれる)の要素はすべてカジノの外周部分に配置されているため、施設内の移動にあたってカジノを通り抜ける必要は一切ありません。
文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)