カプリブルーの海に囲まれたグラマラスなリゾート、カプリ島で過ごすドルチェ・ヴィータ。立ち寄りたいショップからホテルまで、カプリを満喫するための情報を4回に渡ってお届けします。

>> 第1回 グラマラスなリゾート、イタリア・カプリ島
>> 第3回 スーパースタイリッシュな趣で海に染まる滞在
>> 第4回 青の洞窟はじめ、カプリ島堪能の極意を

グランドホテル・クィシサーナ

淡いパステルイエローの外観が、柔らかく誇り高くホテルのプライドを伝える。夕暮れどき、エントランス前のカフェでの人間観察は、カプリライフを知るには絶好

 カプリといえばクィシサーナと、自他ともに認めるアイコン的存在のホテル。19世紀後半から、島のリゾートとしての歴史を牽引してきた。ハリウッドスターはいうまでもなく、ヘミングウェイやサルトルといった文化人もこのホテルに滞在。画家や音楽家たちもこのホテルを選んだ。そんなゲストの集まるクィシサーナのダイニングは、カプリ社交界の華やかな舞台だった。

 元は1845年、島の温暖な気候を求めて、保養所として建てられる。クィ(=ここで)、シサーナ(=癒やされる)が、名前の由来。その後ホテルとして経営者は何度か交代するものの、人気リゾートの中心として君臨。現在も愛され続けている。

左:ライブラリー的存在のラウンジ。天井はさほど高くないが、もったいないと思うほど広い
右:ヘッド・コンシェルジュのマリオは勤続35年。ホテルの鍵をあえて大きくしているのは、外出時、ゲストが鍵を預けるようにするため。コンシェルジュとの会話を楽しんでほしいという、ホテルの意図だ

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photograph:Atsushi Hashimoto
realization & text:Satsuki Ohsawa
coordination:Michiko Ohira