Magnificent View #1396
ポルタ・ニグラ(ドイツ)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
ドイツ最古の都市トリーアで、古代から中世にかけての面影を色濃く留めているのは、ポルタ・ニグラ。186年から200年にかけて城門として建造されたもので、ローマ時代に築かれた城門の中では最大級とされている。
建物は、砂岩のブロックを交互に積み重ねて造られている。ブロック同士は漆喰を使わず鉄の鎹(かすがい)で固定されているだけなのだが、造りは強固で、難攻不落の門とされていたという。
「ポルタ・ニグラ」とは、ラテン語で「黒い門」という意味。砂岩のブロックが中世になると経年変化で黒くなってしまったことから、そう呼ばれるようになった。
保存状態がいいこの門は、トリーアでも人気の観光スポット。螺旋階段を昇って門の上まで昇れば、モーゼル川と美しい旧市街を望むことができる。
文=芹澤和美
