ここ数年のパリは、若い世代のパティシエたちが大活躍中。パティスリーにおいてもデザートにおいても、20~30代の新鋭たちが、21世紀前半のスウィーツ黄金時代を築きつつあり、実に刺激的な状況だ。注目の12店をご紹介。
カカオ豆がショコラになるまでの
工程を見ることが可能
◆Le Chocolat Alain Ducasse
(ル・ショコラ アラン・デュカス)
子どものころからショコラが大好きで、いつか手がけたかった、という料理界の巨匠アラン・デュカスがショコラトゥリーをオープンさせたのは2013年。11区の本店は工房を併設し、世界17産地から届くカカオ豆がショコラになるまでの工程を見られる。
産地や品種の違いをストレートに表現した産地別ショコラを始め、砂糖不使用、カカオ100%、プラリネフィリング、ナッツトッピングなど、実に様々なスタイルのタブレットは50種以上。
産地別ピュアガナッシュ、果物などの香りをつけたガナッシュ、ピスタチオやピーナッツのプラリネなどのボンボンも種類豊富。ビーン・トゥー・バーだからこそ実現可能な、素材力を生かした奥深いショコラの世界だ。
Le Chocolat Alain Ducasse
(ル・ショコラ アラン・デュカス)
所在地 26 rue Saint-Benoît 75006 Paris
電話番号 01-45-48-87-89
営業時間 10:30~19:30(月曜 13:30~)
定休日 日曜
※1区、9区、11区にも店舗あり
http://www.lechocolat-alainducasse.com/
Text=Yukino Kano
Photo=Shiro Muramatsu