どこにでもあるマンホールの蓋。実はいろんなデザインが存在し、その数は全国に1万種類以上! 今回は東京にあるマンホールの中から、鉄蓋観賞愛好家の白浜公平さんおすすめのマンホールの蓋を紹介いただきました。
街中でよく見かける
マンホールはこれ!
◆東京23区標準型
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東京23区内の下水道に使われている標準型のマンホールの蓋。平成4年から敷設され、現在はそれ以前の蓋は数が少なくなっている。デザインには都のシンボルである花、木、鳥を採用。
注目のカラー蓋
◆[竹の塚]小林一茶の句がマンホールに!
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竹の塚の炎天寺で小林一茶が詠んだ句をモチーフにしたデザイン。
「その土地の歴史や文化を読み解けるのもマンホール蓋の魅力です。炎天寺ではカエルの像を同じ構図で見ることもできますよ」
◆[北沢川緑道]ホタルとメダカで清流をイメージ
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「世田谷区のふれあいの水辺事業によって作られた北沢川緑道に敷設されています。このように、事業をきっかけに作られるものもあるんです」
緑と小川に癒されに、さんぽ気分で探してみては?
◆[浜松町駅周辺]消火栓は目立つことが大切!
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浜松町駅の周辺などにあるという消火栓の蓋。
「そもそも23区内では消火栓のデザイン蓋自体が珍しいんです。豆知識ですが、実は昔、YouTubeのメンテナンス画面の画像に使われていたことも」
2018.05.01(火)
Text=Ryo Ishii
Photographs=Hirofumi Kamaya、Kohei Shirahama(manhole cut out)
CREA 2017年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。