仕事や家事を効率的にこなす方法とは?

 16時までの時短勤務だが、はじめのうちは勤務時間内に仕事が終わらず、自宅に持ち帰ることも多かった。改善の秘訣は「入念な事前準備」だ。片道1時間半の通勤時間を利用して「今日やるべきこと」の整理や準備をし、会社に着いたらすぐに仕事にかかれるようにしている。

 家事も同じで、食事の献立は1週間分を前もって考え、ネットスーパーや週末にまとめて買い物。夕食の下ごしらえは朝のうちに済ませておき、食材の冷凍や圧力鍋もフル活用だ。事前準備をクセづけることで生まれる気持ちの余裕が、効率化につながっている。

 週末は散歩や図書館に出かけるなど、家族でゆっくり過ごす。夫の趣味でもあるパン作りを長男も材料を混ぜるなどして手伝い、家族3人で楽しむことも。

パパといっしょにパンをこねる楽しいひととき

 平日子どもと過ごす時間は短いが、限られているからこそ密な時間を過ごせるようになった。帰宅後、夕食準備などで慌ただしくても「コミュニケーション不足になるような気がして」と、なるべくテレビには頼らないようにしている。食事の支度をしている時は台所で一緒に過ごし、寝る前にはゆっくり絵本を読む。お風呂上がりに欠かさないスキンケアも、大切な親子のふれあいの時間だ。

読み聞かせ用の絵本は図書館で。お気に入りは「ももんちゃん」シリーズ

 職場には仕事と子育てを両立しているワーキングマザーも多く、小さい子がいる同僚とは共感しあい、子育ての先輩でもある上司のアドバイスは励みになっている。「大変なこともあるけれど、子どもにはイキイキと働いている姿を見せたい」と語ってくれた鈴木さん。母であることが、仕事へのモチベーションアップにもつながっているようだ。

Column

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2012.04.28(土)
text&photographs:LITTLE MAMA