ワイキキ名門ホテルの逸話たち

ワイキキ名門ホテルの逸話たち

王族が愛した華麗なるピンク・パレス
「ロイヤル ハワイアン」を彩る伝説

 かつては王族たちのリゾートであったオアフ島ワイキキ。その歴史を継ぐホテルに迎えられ、極上の日々を。

» 第1回 聖水湧く海辺の館「ハレクラニ」
» 第3回 優雅なる名門「モアナ サーフライダー」

劇的な時代の面影が
このホテルを特別な存在にする

◆The Royal Hawaiian, a Luxury Collection Resort
(ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート)

 カメハメハ一世はオアフ島を征服した後、手に入れたワイキキを王族の休息地に。カアフマヌ王妃もヤシの木立「ヘルモア」に別荘を設け、王家の子どもたちを遊ばせたという。

エントランスの前に広がるヤシの木立。カアフマヌ王妃やリリウオカラニ女王も、このヤシ林に安らぎを見出した。

 この地を譲り受け、1927年、ロイヤル ハワイアン ホテルは誕生した。1200人が集ったオープニング・ナイトの主賓は、王族末裔のアビゲイル・カワナナコア氏。王女はゲストブックの最初のページにサインし、大舞踏会が繰り広げられた。

左:オープンエアのレストラン「サーフ ラナイ」。
右:ロビー・ラウンジもエキゾティック。貿易風の通りを良くし、館内を涼しく保つために、天井を高く設計。
セレブリティの隠れ家でもある「カメハメハ・スイート」。アウトドア・リビングとなっている広大なテラスは、ワイキキ・ビーチを間近に見下ろす。

 劇的な時代の面影が、このホテルを特別な存在にしている。スパニッシュ・ムーア様式の建物に漂う、甘く華やいだ趣。ヤシの木立が見せる聖域の佇まい。ロイヤル・ピンクに染まるビーチサイド。何もかもがワイキキにいる歓びを誘う。その極致がカメハメハ・スイートだ。ダイヤモンド・ヘッドと向き合うテラスに立てば、王の高揚がしのばれる。

左:ビーツの粉とラズベリーのピュレでロイヤル・ピンクに染められた「ピンク・パレス・パンケーキ」16ドル。食感はモチフワで美味。
右:ウェルカム・レイの質の高さはホテルの格式に通じる。男性にはククイのレイを。

 開業90年を迎え、ロイヤル ハワイアン ベーカリーが登場するなど新たな歴史も。太平洋のピンク・パレスが紡ぐ伝説はこれからも続く。

左:館内では創業時の逸話にちなんだ品々が往時を伝える。複製されたドレスはホテルのオープニングガラのときのもの。「見られるためのロイヤル」という評判のもと、ゲストはファッションを競った。
右:「カメハメハ・スイート」のインテリアにはハワイの伝統工芸を多く取り入れる。落ち着いた雰囲気で心地よい。

The Royal Hawaiian, a Luxury Collection Resort
(ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート)

所在地 2259 Kalakaua Avenue, Honolulu
電話番号 808-923-7311
客室数 528室
料金 ヒストリック・ルーム 420ドル~、ヒストリック・オーシャン 580ドル~
http://jp.royal-hawaiian.com/

【日本での問い合わせ】
スターウッド予約センター

フリーダイヤル 0120-92-5651

<この記事の掲載号>

CREA Traveller 2018年冬号

古きよき楽園を再発見
愛しきハワイ
Dearest Hawaii

奥深い歴史に出合うオアフ島、神々に愛された最期の聖地・カウアイ島、いくつもの顔を持つビッグアイランド・ハワイ島など、昔から変わらない魅力に溢れるアイランドリゾート。ゆったりと流れるときと共に巡る、くつろぎの旅をご案内します。

定価1110円(税込)

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2017.12.11(月)

取材・文=上保雅美
撮影=阿部 浩
コーディネート=工藤まや、よしみだいすけ

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2018年冬号

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