自然も文化も街歩きも! デュアルなステイを楽しむ神戸×淡路の旅

自然も文化も街歩きも! デュアルなステイを楽しむ神戸×淡路の旅

手仕事が紡ぐ淡路島の豊かさにふれ
鮮度抜群の漁師ごはんに感激!

 洗練された快適な都市生活と、豊かな自然を満喫する島での生活。それらをデュアルに楽しむ暮らしがかなうと、神戸市・芦屋市または淡路島へ移住する人が増えているという。

 都市と島の“いいとこどり”ができる、神戸×淡路島エリアは、旅人をも惹きつける場所。自然と文化、シティライフも揃う旅路は、ちょっと贅沢なライフスタイルがあふれている。行けば住みたくなる、暮らしたくなるかも。

淡路島の暮らしが息づく器にふれる

 自然はもとより食材が豊富な島として知られる、淡路島。明石海峡大橋の開通により神戸とのアクセスも容易になったことで、都市部から島を訪れる人、島へ移住を決める人など、島との関わり方も多様化したとか。陶芸作家の、西村昌晃(にしむら・まさあき)さんもそのひとり。洲本市五色町の山あいで、築100年の古民家をリノベーション、ギャラリー&カフェを併設した「樂久登窯」を訪れる。

祖母と暮らしていた母屋をカフェとギャラリーに、納屋だった場所を工房として、2010年に改築。古き良き暮らしの趣を感じ、不思議と心がなごむ。

 西村さんは、神戸市の出身。丹波の立杭焼の窯元で修行したのち、当時祖母が住んでいたここ淡路島へ移住し陶芸作りをはじめた。自分が作る器を通して、島暮らしのよさを伝えたいという西村さん。器との出会いも淡路島であって欲しいと、今では島の外のお店におろすことはほとんどなくなったとか。それにも関わらず週末には、隣の神戸市からはもちろん、大阪、東京ほか、日本各地から器を求めてやってくる人が絶えないそう。

神戸市から淡路島に移住して陶芸作りをはじめた西村さん。

 淡路島の魅力は? との問いに「風通しがいい」と答えた西村さん。阪神間へのアクセスも良好。神戸、大阪に1時間30分あれば行くことができる。自分を表現できるスペースを確保しながら、都市部とのつながりが保てるとか。

 集落に越してきた当初は、地域の集まりや付き合いになじめず、陶芸づくりに集中したい思いが勝るも、島の行事などに参加していくうちに、人との関わりを島暮らしの醍醐味だと思うようになった。互いの畑で採れた野菜を交換したり、道に迷った旅行者を窯まで案内してくれたり、じっくり暮らすことで見えてきたことは数え切れない。

土はもとより陶芸に使う素材はほとんどが淡路島のもの。

 西村さんの作品は、食卓をテーマにしたものが多い。自然から授かっためぐみをいただきながら、人同士が集う、暮らしのベースとなる食卓。そこに寄り添うような、ぬくもりと存在感のある器の数々。西村さんの作風からは、食を大切にする島での暮らしが伝わってくる。

手にとってみるとしっくりくる、絶妙なバランスのサイズと厚み。コーヒーカップ&ソーサー 3,240円~。
ぽてっとしたフォルムが温もりのある箸置き 600円(税抜)。

 併設のカフェでは、西村さんのお母さんとお姉さんがきりもりして、手作りスイーツとコーヒーでもてなしてくれる。ギャラリーでお気に入りを見つけたら、ほっと一息ついて、おいしい島の休憩時間を。

樂久登窯(らくとがま)
所在地 兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2667-2
電話番号 0799-34-1137
http://rakutogama.com/

●カフェ
営業時間 10:00~17:00
定休日 火・水曜

漁師体験のあとは、とびきりの漁師ごはん!

下船後はお待ちかねの“漁師ごはん”。鮮度抜群の魚介類を港でいただくひとときは、忘れられない思い出になりそう。

 翌日は早起きして、古くから漁業の町として栄えてきた、島の東北部にある仮屋漁港へ。底曳き網を中心とし、毎日新鮮な魚介類がせりに並ぶ。時間があるなら、漁船にのり底曳き網漁体験を。漁から戻ると、まっているのは漁師ごはん!島の暮らしに根付く、豊かな海のめぐみを肌で感じることができるはず。

鯛のこどもであるカスゴ、モンゴウイカ、アジなどのおろしたての刺身。
足赤海老はシンプルに炭火焼きで。その味は車エビに匹敵すると言われるほど。
新鮮な魚介で作る天麩羅は格別。冷凍でない、生のげそを使ったそれは、いか本来の身が締まった食感に驚くはず。
シメはたこ飯。たこの歯ごたえとダシがしみたご飯がからみ口福のひととき。

仮屋漁業協同組合
所在地 兵庫県淡路市仮屋112-1
電話番号 0799-74-2057
http://www.kariya-gyokyo.jp/

●取材協力
神戸市、芦屋市、淡路市、洲本市

●お問い合わせ先
島&都市デュアル 暮らしツアーズ

https://shimatoshi.jp/

2017.12.07(木)

文・撮影=吉村セイラ

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