スマホもPCも預けて非日常の世界へ
「星のや」の脱デジタル滞在とは？

 好評発売中のCREA10月号の特集は「リラックスするための美容」。肌のトラブル解決法や癒やしのアイテムから「おこもり」したい宿まで、美容に必須のリラックス情報をお届け。

 リラックスするために、いろいろな情報から離れてみるというのもいい。今回は携帯電話やスマートフォン、パソコンなどのデジタル機器を預け、非日常のステイを満喫する星野リゾート「星のや」の“脱デジタル滞在”プログラムを紹介しよう。

◆星のや京都
紅葉に囲まれ陶芸絵付け体験を

日本の伝統文化を学べる星のや京都の脱デジタル滞在は、2017年9月1日(金)～11月19日(日)に実施。

 嵐山の水辺に佇み、京都に息づく伝統が感じられる宿「星のや京都」。ここでの脱デジタル滞在では、陶芸絵付け体験ができる。

 宇治の朝日山のふもとで約400年続く窯元「朝日焼窯元」から招いた講師が指導してくれるので、初心者でも気軽に絵付けを楽しめる。「奥の庭」の色づき始めたカエデなどに囲まれ、用意された碗に思い思いの絵を描いてみよう。庭の秋草を転写することもできる。

星のや京都の総料理長・久保田一郎。京都で日本料理の修業を積んだ後、フランス料理を学ぶため渡仏、ロンドンで日本料理店をオープンしミシュランを獲得した、総料理長の技を間近で。

 また、日本料理の技を、星のや京都の総料理長に学べるといううれしいプログラムも。包丁の切り口ひとつで味わいが変わるといわれる、繊細な日本料理。総料理長の華麗な包丁さばきを間近で見て学びながら、日本料理の奥深さに触れたい。

日本料理の伝統を守りながら、海外の調理法も取り入れた、繊細な料理をいただこう。

 もちろん、その総料理長が手がける絶品の夕食も。京の旬の食材を使った秋の味覚をたっぷり味わおう。ほかにも、伽羅(きゃら)の香りを聞く“聞香”や、座禅をして住職の説法を聞く“お勤め”などを体験しながら心を静め、京都の文化に浸る滞在を。

文＝榎本市子