#122 Ocho Rios
オチョリオス(ジャマイカ)

カリブ海クルーズの寄港地を攻略!

「オーシャン・オン・ザ・リッジ」から見下ろした、オチョリオス。パステルカラーの家並みが連なっています。近年はアースカラーのペイントも流行の兆しとか!?

 キューバの南、カリブ海に浮かぶジャマイカ。世界最速の男ウサイン・ボルトの国です。

ジャマイカの国鳥、スワローテール・ハミングバード。オスは尾羽が長いのが特徴。

 国名の由来は先住民の言葉で「木と水の地」を意味する「ザイマカ」。その名のとおり、標高800メートルを超すブルーマウンテン山脈に代表される緑の山々と、豊かな水量の滝や川が印象的です。ちなみに、国旗の色は黄色が太陽、緑が自然、黒が強い精神を表しているのだそう。

土産物店に並ぶのは、国旗の黄色、緑、黒をモチーフにしたアイテムが主流。
ちょうどお昼の下校時間と重なり、道は生徒でいっぱい。

 ジャマイカの北海岸のほぼ中央に位置する、オチョリオスへ訪れたのは、カリブ海クルーズで。マイアミを出港し、7泊8日でジャマイカのオチョリオス、グランドケイマンのジョージタウン、メキシコのコスメル島、バハマのナッソーをめぐるコースの、最初の寄港地でした。

MSCディヴィーナの7泊8日カリブ海クルーズでジャマイカのオチョリオスへ寄港。

 11時に下船し、乗船時間は16時30分。約5時間30分でオチョリオスを満喫せねば!

 まず向かったのは、港と街を一望にする丘の上のレストラン「オーシャン・オン・ザ・リッジ」。かつては漁村だったこの街が1980年代頃からツーリズムに目覚め、今では港に大型のクルーズ船が3隻も停泊する日があるそう。優美な白い客船と、英国コロニアル時代の名残のパステルカラーに染まった街並みが眼下に広がります。

 そして、コロンブスが1494年、最初にジャマイカに上陸した場所も、オチョリオスではないかと推定されています。私も初上陸のジャマイカ、気分は冒険者です。

2017.04.22(土)
文・撮影=古関千恵子