今日の絶景

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神戸の国際性を象徴する南京町は
大空襲の惨禍から見事復活をとげた

Magnificent View #1232
南京町(兵庫県)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 神戸の南京町は、横浜、長崎と並ぶ日本三大中華街のひとつ。東西約270メートル、南北約110メートルの狭いエリアに、中華料理店や食材店、雑貨店など100店あまりが軒を連ねている。

 誕生したのは、1868年の神戸港開港の頃。市内には外国人用の居留地が設けられたが、当時、清国(今の中国)と日本との間には通商条約が結ばれていなかった。そのため、華僑は居留地内に住むことができず、西側に隣接する地域に暮らし始めた。このことが、南京町の始まりだ。

 昭和初期には「南京町には世界中の食材が集まる」と言われ、多くの人が買い物に訪れた。だが、第二次世界大戦中の神戸大空襲で一帯は焼け野原に。戦後はバラックが立ち並ぶ闇市となり、すっかり様変わりしてしまった。

 活気を取り戻したのは、1970年代半ばになってから。一帯が神戸市の区画整理事業の対象となったのをきっかけに、地元商店主による街おこしがスタート。現在は神戸を代表する観光地として、常に多くの人でにぎわっている。

2017.02.13(月)

文=芹澤和美

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