今日の絶景 365日、ヴァーチャルな旅へ

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現存する世界最古の街として知られる
イエメンの「レンガの摩天楼」の危機

Magnificent View #1200
サヌア旧市街(イエメン)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 現存する世界最古の街と言われているのが、イエメンの首都サヌアの旧市街。紀元前10世紀頃からシバ王国の都として栄えた街だ。

 近代的なビルが立ち並ぶ街から城壁に囲まれた旧市街に入ると、とたんに別世界へと引き込まれる。モスクも、浴場も、民家も、一面のイエメン建築。日干しレンガ造りの建物には、白い漆喰に縁取られたステンドグラスの窓がしつらわれている。

 長く繁栄し続けたこの街は、常に外敵から狙われていたため、人々は身を守るべく、住宅を5、6階建てに高層化した。一帯には9000棟もの高層住宅が立ち、「レンガの摩天楼」とも呼ばれている。

 いにしえのアラブを今に伝えるこの旧市街は世界遺産に登録されていたが、2015年にイエメン内戦が勃発。軍事介入しているサウジアラビア軍などによる空爆により一部が破壊され、危機遺産リストに加えられた。

2017.01.12(木)

文=芹澤和美

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