カナダ、感嘆の旅

カナダ、感嘆の旅

アイス・バブルのバンフ ミネワンカ湖で
ダイビング、自転車と冬を遊び尽くす

 マッターホルンを初登頂したことで知られる英国の登山家エドワード・ウィンパーは初めて訪れたカナディアン・ロッキーを「スイスを50ばかり集めたようだ」と評したという。ウィンター・スポーツを通じて大自然と直に触れ合えること。それが冬のカナダの醍醐味だ。

雪を遊び尽くせる最高の楽園!
Banff(バンフ)

町のシンボル、カスケード山が迫る。

 森と湖に囲まれ、美しい家並みが続くバンフは、おとぎ話に出てきそうな町だ。カナディアン・ロッキーを訪ねるこの旅の拠点は、カナダで初めて国立に指定された、バンフ国立公園に位置する。長くこの地に住み、著名なアワードを幾度も受賞している写真家のポール・ジッカ氏は、冬のバンフの魅力をこんなふうに語ってくれた。

左:バンフ在住の写真家ポール・ジッカ氏が撮ったアイス・バブル。不思議な光景の正体は、湖底に沈んだ動植物が発するメタンガスの泡が水中で凍る現象だ。カナディアン・ロッキー観光の拠点となるアルバータ州バンフ、その中心地から車で約10分のミネワンカ湖や、車で約2時間のアブラハム湖で見られる。Photo:Paul Zizka
右:トゥー・ジャック・レイク越しにランドル山を望む美しい眺め。

「スキーやスケートには最高ですね。写真撮影にもいい季節で、凍った湖の美しさなど、魔法をかけたような絵を撮ることができます。条件にさえ恵まれれば、オーロラが空を彩ることも。気温は低いけれど乾燥しているので過ごしやすいし、冬にバンフへ来ることをためらう理由はないでしょう」

結氷したミネワンカ湖を自転車で快走。
左:凍ったミネワンカ湖でダイビングを楽しむ人々。
右:ミネワンカ湖はスケートの名所でもある。
バンフ通りには洒落た店舗が並ぶ。

 バンフの中心部でショッピングを楽しんだら、郊外に足を延ばして森や湖を訪ねたい。冬の寒さはただ厳しいだけでなく、息を呑むほど美しい景色をプレゼントしてくれるのだ。

 由緒ある山岳リゾートだけあり、バンフはホテルやレストランも粒揃い。雪と氷に魅せられた後は、暖炉と名物の肉料理で体を温めたい。

左:バンフを流れるボウ川の夕暮れ。
右:森ではオジロジカが出迎えてくれた。

ALBERTA(アルバータ州)
時差 −16時間(サマータイム期間は−15時間)
通貨 カナダドル(1カナダドル=約83円 ※2016年11月現在)
電話(国番号) +1

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2016.12.22(木)

撮影=志水 隆
取材・文=サトータケシ
地図=Cmap
コーディネイト=キミー深谷
協力=カナダ観光局、アルバータ州観光公社

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2017年冬号

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