今回ご紹介するのは横浜の洋菓子店の喜久家さん。ヨーロッパのお菓子を作るハイカラなお店として、大正時代から愛されて続けている老舗です。

喜久家のベストセラー商品のラムボール。昔から変わらないこの大きさがうれしい! ラムボールをカットするとラム酒のいい香りが広がります。アルコールを含むのでお子様のおやつには向きません。

 このお店でダントツ人気なのがラムボール(4個 950円)。ハマっ子はもちろん、神奈川県民に「手みやげといえば?」とアンケートをとったら、喜久家のラムボール! と10人中9人が答えるのではと思うくらい、不動の人気と信頼を得ているスイーツなのです。

 神奈川県生まれのわたくしとしましても、ラムボールは地元の自慢のスイーツです。

 直径5センチぐらいの、一見、チョコレートの塊に見えるこのお菓子。しっとりとしたスポンジ生地と香り豊かなラムレーズンとスイートチョコレートが混然一体となった濃厚な味わいが、本当においしいのです。

 これまでの人生で、数えきれない回数食べて、味はよく知っているのに、それでも、毎回、このラムボールの独特な香りとこのお菓子ならではの深い味わいに驚かされます。濃厚な味と香りのポイントは、ラム酒につけたレーズンやナッツをスポンジ生地の中で発酵させることらしいです。

 しっかり甘くて、食べごたえもじゅうぶん。洋菓子はこうじゃなくっちゃ! と思います。

 しかも、4個で950円。この価格に私は頭が下がります。

2016.12.20(火)