今日の絶景

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長江を見下ろす高台に立つ楼閣に
「黄色い鶴」の名が付けられた理由は

Magnificent View #1000
黄鶴楼(中国)

(C)dk & dennie cody / Masterfile / amanaimages

 湖北省の省都、武漢の長江を見下ろす高台に立つ黄鶴楼。この美しい楼閣は、歴史ある街のシンボルでもある。

 ルーツは、三国時代の223年に建てられた軍事目的の物見櫓。歴代の建物は焼失と再建を繰り返していたが、1955年に解体。現在の建物は、清朝時代の記録に基づき1985年に再建されたものだ。

 ここが黄鶴楼と呼ばれるようになったのは、ひとつの伝説に由来する。ある酒屋の店主が、酒を飲ませてほしいという貧しい身なりの仙人に、半年も嫌な顔せず酒を与え続けていた。ある日、仙人が店の壁にみかんの皮で黄色い鶴を描いたところ、鶴が客の歌に合わせて踊り出したことから、店は話題となり大繁盛。店主は巨万の富を築き、ここに楼閣を建てたのだという。

 ユニークな伝説が残り、中国の高名な詩人、李白をはじめ多くの文人墨客が題材にしたこの建物。現在は、楼閣の上階から、目覚ましい発展を遂げる武漢の街を一望することができる。

2016.06.26(日)

文=芹澤和美

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