快適に整った町と南洋の自然がほどよく調和

 もうひとつのメイン、クロンニンビーチを目指して、レンタルバイクで南下してみることに。

 サラダン港周辺はコンクリートの建物が目立つ中にも、ヤシの葉で屋根を葺いた小屋もあり、新興リゾート地と南の島が共存している雰囲気。それも中心地から離れると、緑の割合も増え、南の島らしい風景に変わっていきます。

スコールが降り始めの頃は、まだ写真を撮る余裕が……。

 バイクで好調に走っていたのですが、ふとポツン、ポツンと雨粒を感じたと思ったら、その数秒後にはゲリラ豪雨級のスコールが襲撃。頬にぶつかる強烈な雨粒は痛く、水煙と目に入る雨で先が見えず……。熱帯のスコールの半端ないパワーに、仕方なくバイク走行を断念し、コンビニに避難することに。

 そして屋根の下に入ったところで、首からカメラをぶら下げたままだったことに気づきました。水もしたたるカメラをタオルで拭いたり、中に入った水滴を払おうと、ゆすってみたり……。

ニコン1の最後の1枚は、スコール明けの晴れ渡るクロンニンビーチ。

 スコールが去ったのち、再び出発、目的地のクロンニンビーチへ。

 雨上がりの澄んだ空とまっすぐに伸びた海辺の写真を数枚撮ったのち、カメラはついに絶命してしまいました。あぁ合掌。それでも数枚は撮れたことに感謝です。

赤土がにじむ、雨上がりの幹線道路。中心地から離れると、南の島のゆるさが残っています。

 ランタ島の最盛期の様子は知らないけれど、快適に整った町と南洋の自然がほどよく調和している今は今で、過ごしやすいのでしょう。バックパッカーには相変わらずの人気のようです。落ち着きのある今だからこそ、のんびりと過ごせる、行き時なのかもしれませんね。

ランタ島
●アクセス クラビ空港からワゴン車のトランスファーで約2時間30分(途中、カーフェリーの移動込み)。また、10~5月のオンシーズン中はクラビのクローンジラード船着場から船が運航、所要時間約2時間。また、エアアジアではバンコクからランタまでの移動がセットになった「アイランドトランスファーサービス」あり。
●おすすめステイ先 ツインロータス・コ・ランタ
URL http://www.twinlotusresort.com/

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/5世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2015.12.19(土)
文・撮影=古関千恵子