◆ Clown Bar (クラウン・バー)

料理の持ち味を引き出すワインのセレクトが嬉しい

仔牛のタルタルにローヌの赤“Venskab”。光に反射するとロゼのような色に。グラス 8ユーロ。

パリでも前菜・メイン・デザートと一人各一皿ずつではなく、もっと自由に注文できるお店が増えてきた。ここもそんな一軒だ。軽くつまめる生ハムから始めて前菜・メインを取るのもいいし、2人で前菜3~4皿、メイン1皿をシェアなんてこともOK。

ホタテとクレソンの前菜 14ユーロ。

 料理はクラシックなフレンチの素材をシンプルに仕上げたもの。ホタテのカルパッチョには、グラニテ、ピュレ、マヨネーズと3変化させたクレソンとクレソンの葉を合わせ、2つの食材で味の変化を表現。そこにおすすめのラングドックの白ワインを合わせると香ばしい味が口に広がり、さらなる味を楽しめる。親元の自然派ワインレストラン、サチュルヌの1000種近いコレクションから120種がここに。その日の天気と料理にぴったりのワインに出合える。

左:仔牛のタルタルにアンチョビのアイス 15ユーロ。
右:手長エビとホワイトアスパラにサバイヨンソース 19ユーロ。

Clown Bar(クラウン・バー)
所在地 114 Rue Amelot 75011 Paris
電話番号 +33-1-43-55-87-35
営業時間 12:00~14:30、19:00~22:30
定休日 月・火曜

文=川村明子
撮影=村松史郎