富裕層のための次世代のアマンが日本に進出

壮大なスケールのロビーエリアは「アマン東京」のハイライト。

 まだかまだかと待ちかねていたアマンの日本進出。アマンが選んだ場所は、東京だった。「アマン東京」は、アマン初の都市型ホテルとして、2014年12月22日(月)、大手町にオープンする。

「アマン東京」は、2014年4月に竣工したばかりの大手町タワーの最上階6フロアを占める。大都会の空にひっそりと浮かぶリゾートの誕生だ。

 その土地の環境を大切にし、伝統文化の継承を尊ぶアマンの姿勢は、この大手町でも変わらない。アマンを手掛けるのは6軒目となる建築家のケリー・ヒルが、日本伝統の意匠に現代性を融合させ、独自の空間を造り上げた。陽の光を十分に取り入れ、楠木、和紙、石などの日本由来の建築素材を使用する一方で、最新技術を駆使したテクノロジーを融合。豊かな質感を演出し、光と影が織りなす美しくダイナミックな空間となっている。

 それはまず最初に訪れるロビーである「ガーデンレセプション」で目にすることができる。床から30メートルの高さにもなる吹き抜け天井によるスペースは、障子に見立てた壁面を通して拡散されるやわらかい光によって、昼間は開放的な明るさを、夜は日本独特のほのかな明かりが醸し出す荘厳な雰囲気を楽しむことができる、また、ガーデンレセプションを取り囲む、印象的な板張りの縁側は、客室のデザインにも取り入れられている。