家計収支のバランス崩壊を防止するには

 家計収支のバランスが想定外に崩れることを防止するには、マイホーム購入時期を工夫することが大切です。

 マイホームを取得するタイミングとしては、理想としては上の子どもが小学校に上がる前くらいがおすすめです。子どもが小学校に通い始めると頻繁な転校もむずかしくなり、定住を覚悟する夫婦が多いからです。また、上の子どもが小学校に上がるくらいのタイミングには、2人目以降の家族計画と夫婦のキャリアプランも固まっている場合が多いでしょう。

 どうしても早期にマイホームを取得したいと思っている場合は、予算立ての際に気をつけましょう。夫婦の手取りが減ることを想定して予算を立てます。ライフプランの変わりやすい妻の収入は半分程度と想定(夫が家事育児をする場合は夫の収入を少なめに見積もりましょう)しておくのです。

 例えば、夫の手取り月収が30万円、妻の手取り月収が24万円のカップルの場合、世帯の手取り月収が42万円だと想定します。住居費は手取り月収の1/3以内が望ましいので、住宅ローン、管理費、修繕積立金などを加えた毎月の支払いは、どんなに高くても14万円までにすることになります。出産後に共働きを継続させる自信がない場合は、夫の手取りだけでも支払える金額に留めておいたほうが無難でしょう。

 いかがでしょう。豊かなDINKS(ダブルインカムノーキッズ)ライフを謳歌していると、ついつい贅沢な暮らしに慣れてしまい、予算オーバーのマイホームに手を出してしまいがちです。出産後も家計が苦しくならないように、予算立てには慎重になりましょう。

花輪陽子 (はなわ ようこ)
ファイナンシャル・プランナー(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。元外資系の投資銀行に勤務。リーマン・ショックの際に夫婦同時失業を経験しFPに転身。著書に『貯金ゼロ借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)、『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)、『「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン』(角川書店)、『「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」』(祥伝社)など。「ニコニコ生放送」などのメディアにも出演。

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Column

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2014.08.31(日)
文=花輪陽子
写真=Syda Productions(shutterstock)