この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年2月21日)

» きのうのレシピ「オクラ麻婆春雨ごはん」


vol.222 あごちくわの天ぷらのっけ柔らかうどん

あごちくわの天ぷらのっけ柔らかうどん。
あごちくわの天ぷらのっけ柔らかうどん。

 兵庫県豊岡市のJAたじまのファーマーズマーケット「たじまんま」で発見した「あごちくわ」。トビウオを原材料にしてつくられているちくわです。

 山陰地方ではトビウオを「あご」と呼ぶそうで。普通のちくわよりも少し皮が固く、しっかりとした食感のちくわ。今日は天ぷらにして、やわらかく茹でたうどんにのっけていただきました。天ぷらうどんのときは、白だしでいただくのが好きです。紅生姜をのせてもおいしいですよ。

■材料(1人分)

・うどん(茹で時間2~3分のもの):1玉
・あごちくわ:1本
・天ぷら粉:適量
・揚げ油:適量
・万能ねぎ小口切り:適量

A
・白だし:50ml
・熱湯:2カップ

■作り方

(1) 天ぷら粉は分量の水で溶き、ちくわをさっとくぐらせ、中温(170度)の油で2~3分揚げて取り出す。

(2) うどんは10分程度茹でる。※1.5倍くらいの太さになるまで。

(3) 器にうどんを入れ、Aを注ぎ、ちくわの天ぷらと万能ねぎをのっけて食べる。

 うどんはわざとオーバーボイルして柔らかくしてます。気持ちとしては博多のうどん。もちろん、時間通り茹でてうどんのコシを味わうのも良しです。

あごちくわ 3本入り 270円/森甚商店
あごちくわ 3本入り 270円/森甚商店

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.02.21(水)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔