ロレックスとともに海の環境を守っていく

「自然の驚異を数多く目にし記録する機会に恵まれたが、いつも海に引き戻された」と話すニックレン。ふたりは海洋を地球上で最も重要な生態系と考え、2014年に海のためのグローバルマーケティング、教育、コミュニケーションを行うエージェンシー「シーレガシー」という非営利団体を立ち上げた。目的は海洋を起点にして気候変動の議論を活発化させること。

 彼らはシーレガシーの仲間とともに北極海の保護強化やガラパゴスでの海洋保全の拡大など、さまざまなプロジェクトを行うため、約45回の遠征に参加し、700万以上の画像を撮影してきた。

 「海は地球の表面の71パーセントを占め、その生物多様性の80パーセントの生息地であるにもかかわらず、公共、民間レベルともに海洋保全活動は、最も資金が不足している分野」とふたりは指摘する。

 ロレックスは「パーペチュアル プラネット イニシアチヴ」を通じて、彼らの活動をサポートしている。「パーペチュアル プラネット イニシアチヴ」とは、地球の未来を守るための取り組みで、ロレックスは約1世紀にわたり、人類の限界を押し広げる先駆的な探検家たちをサポートしてきた。

 21世紀に入ってからは純粋な発見から、地球保護を目的とする探検へのサポートに移行していき、2019年には、環境保護に関する取り組みを「パーペチュアル プラネット イニシアチヴ」を立ち上げることで再認識、強化し、環境保護に力を注ぐ団体や人々へのサポートを行っている。

 「ロレックスが行っているように、最低限ではなく地球の未来へ本格的な投資をする企業がもっと多く必要です」と切なる想いを語るミッターマイヤー。

 限りある時間のなかで限りある環境をどう守っていくのか。ストーリーのある写真からその答えを自分なりに見つけていく必要がある。

2023.12.01(金)
文=CREA編集部
協力=ロレックス