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◆甘仙堂「和(なごみ)かたらぁな」

和菓子と洋菓子がタッグを組んだカタラーナ

 1984年に、ゆべしの製造からスタートした和菓子店が“洋菓子の中に伝統の味を生かし、さらに地元の食材を取り込む”ことをコンセプトにつくったカタラーナ。

 ベースとなるカスタード生地には、小麦粉の代わりに宮城県産の米粉を採用。

 「しょうゆ」は、甘仙堂の看板商品ゆべしの味の要である、宮城県東松島産の醬油をカスタードにもキャラメルソースにも使用しており、あまじょっぱさがクセになる。

 そのほか、粒餡を中心にひそめ、こし餡を混ぜた生地とカスタード生地の2層に仕上げた「あずき」、きなこの風味を最大限に引き出した「焦がしきなこ」、塩をふりかけることで豆の味わいが増した「塩ずんだ」、宮城県栗原市の酸味の強いソースとクリームチーズを混ぜた生地の相性抜群な「赤すぐり」とバラエティ豊かな5種を揃える。

 和菓子の素朴さも感じさせる洋菓子に昇華させ、食べた人をほっと和ませるようなスイーツだ。

甘仙堂

所在地 宮城県名取市下余田字鹿島132
電話番号 022-381-6561
http://www.kansendo.co.jp/
※通販可

2023.07.15(土)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史、平松市聖