「家でも母のことは『先生』と呼んでた」母はプロゴルファー、父は早稲田卒のリポーター・阿部祐二…娘が語る、ハードすぎた“文武両道”教育 から続く

 2017年ミス・ユニバースでBest National Costume Awardを受賞し、現在はモデル、タレントとして活躍する阿部桃子(29)。

 「事件です!」の決め台詞で知られるテレビリポーターの阿部祐二(64)を父に、プロゴルファーの阿部まさ子(62)を母に持つ彼女にミス・ユニバースに挑んだ経緯、ミスコンテストの世界での体験、一度は離れていたゴルフに再び向き合うようになった理由などについて、話を聞いた。

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ゴルフを一旦やめ、3ヶ月で12キロ減量

ーー阿部さんは、日本代表として“2017ミス・ユニバース”に出場して、Best National Costume Awardを受賞しています。ゴルフに打ち込むなかで、ミス・ユニバースに挑んだわけですか?

阿部桃子(以下、阿部) 2007年、私が13歳のときに、日本代表だった森理世さんがミス・ユニバースで優勝されたんです。それをたまたまテレビで見ていて「私、やってみたい」と思ったんですけど、応募できるのは18歳からで。

 18歳になって、母に「やりたい」と言ったら「まだゴルフもやりきってないし、学業も残っている。4年後に大学を卒業するときに、まだやりたいようだったらちゃんと話をしましょう」って。

 私の気持ちはまったく変わらなくて、4年後の大学を卒業するタイミングで母にまた話したら「そんなにやりたいなら、やってみたら」と背中を押してくれたんです。それで、23歳で “2017ミス・ユニバース・ジャパン” の大会に応募しました。

ーーミス・ユニバースは、10年越しの夢だったと。ミス・ユニバースに挑戦する間は、さすがにゴルフはやれませんよね。

阿部 そうですね。一時的に休むけど、ユニバースが終わった瞬間からゴルフをやろうとは思っていました。

2023.06.12(月)
文=平田裕介