この4月からは前出の『ちむどんどん』のほか、日本テレビ系の新日曜ドラマ『金田一少年の事件簿』に主人公の幼馴染の高校生役で出演も決まっている。昨年放送のWOWOWのドラマ『ソロモンの偽証』にしてもそうだが、ドラマでは最近にいたるまで高校生役が多い。

 

座右の書は、往年のアイドルの自伝

 それでも『ちむどんどん』では、沖縄の4兄妹の50年を描くという設定上、妹役の彼女も年齢を重ねていくさまを演じることになるだろうから、役の幅を広げる格好の機会といえる。本人も「東宝シンデレラ」グランプリから10年を迎えた昨年、次の10年を見据え、《20代になってからいただく役がどんどん大人になってきて、改めて『社会』というものを意識する場面が多くなったので、自分をもっと磨いて、視野を広くして、いろんな役に挑戦したいなと思います》と抱負を述べていた(※8)。

 ちなみに、2019年にある雑誌で座右の書を訊かれ、彼女が挙げたのは往年のアイドル・山口百恵が引退を前に著した自伝『蒼い時』だった(※9)。20歳を目前にした翌年にも、《歌手としては山口百恵さんが大好きなので、20歳までに「プレイバックPart2」を仕上げたいっていう夢があります。あれが私の思い描くかっこいい女性像なんですよね。潔いハンサムな女性に憧れています》と語っている(※10)。歌だけでなくドラマや映画でも、かっこいい女性を演じる彼女をぜひ見てみたい。

※1 『週刊文春』2018年6月14日号
※2 『SWITCH』2019年5月号
※3 『ブルータス』2021年7月1日号
※4 『キネマ旬報』2018年8月上旬号
※5 「SPICE」2020年7月21日配信
※6 「SPICE」2020年2月17日配信
※7 『音楽と人』2020年7月号
※8 『GALAC』2021年10月号
※9 『日経トレンディ』2019年6月号
※10 『an・an』2020年2月26日号

2022.03.02(水)
文=近藤正高