興味あることは沢山あるけど、「To Do List」じゃ重すぎる、スローなウィークエンドにしてほしい。そんなあなたのために、ゆるーい週末の過ごし方ガイドをCREA編集部が5つピックアップしてみました。

 もちろん、今週末は部屋でゆっくり寝て過ごしちゃう、なんてのもOK。だって、週末はまた来週もやってくるんだから。


①『お父さん、まだ大丈夫? 日記』

 カメラマンとして活躍する加瀬健太郎さんのチャーミングな日々を綴った一冊。前作の『お父さん、大丈夫?日記』から4年。大好きな家族がパワーアップして帰ってきました。

 加瀬さんの文章と、かわいい子どもたちの写真で構成されたこの本を読んでいくと、「暮らし」ってなんて尊いのだろうかと、気づけるのです。

 コロナで今後の生活に不安がよぎったり、子どもたちを怒ってしまったり、仕事に追われたり。生きているとままならないことがたくさんあるのですが、加瀬さんの文章と写真にふれると「まぁ、それもありなのかもしれない」と思えて、人生を肯定してもらえたような温かい気持ちになります。

 前作の最後に3人目の息子さんが生まれたことが綴られてたので「まぁ、なんとおめでたい」と思っていたところ、なんと今作の最後でももうひとり新しい家族の誕生が! お父さんが大丈夫でも大丈夫でなくても、暮らしは続いていくもの。3作目があるかはわかりませんが、この家族を末永く勝手に見守っていきたいです。

『お父さん、まだ大丈夫? 日記』

加瀬健太郎/著
リトルモア 1,760円
http://www.littlemore.co.jp/

②ZINE「ORGASM」

 この本を知ったのは、以前、心霊ビデオ評論誌「霊障」を紹介した際に著書の方から「ORGASMのロマンポルノ特集号もぜひ読んでみてください」と教えてもらい、手にとったのがきっかけ。さすが! お会いしたことないのに私の趣味をよくわかっていらっしゃる。

 素敵なデザイン、そして好きなものを伝えたいという情熱がひしひしと伝わってくる内容。最高です。蟹江敬三がとにかくモテモテな映画、『夕ぐれ族』が紹介されていて思わず小躍りしちゃいました。

 ロマンポルノ特集号に次ぐ、最新号は犯罪映画特集。血の指紋がついた地図をモチーフにしたデザイン、しびれる……! 未見の映画を教えてもらう喜び、好きな映画を共有できる喜び。どちらもこれでもかというほど満たしてくれる読書体験ができます。

 次の特集テーマが今から楽しみ。私だったらどんなテーマでつくるかな?なんて妄想しながら待つことにします。

「ORGASM」

各400円
https://seapony001.stores.jp/

2021.11.11(木)
文=CREA編集部