《アブラ汚れを放置すると》

 アブラ(油脂)は時間とともに乾いてかたまり、落ちにくくなる。酸化するとイヤーなにおいの原因にも。

《アブラ汚れの対処法》

 重曹、過炭酸ナトリウム、アルコールなど。

 早めに拭けば洗剤なしでも落とすことができる。

アブラで汚れるのは キッチンだけにあらず

 「アブラ汚れはキッチンの汚れ」と思われがちですが、アブラは家じゅうどこにでも広がる汚れです。

 なぜかというと、料理中にフライパンの油や肉や魚の脂を含んだ水蒸気が発生するから。キッチンだけでなく、リビングや廊下にも流れ出し、壁や天井にも付着します。換気扇や換気扇カバーが汚れていると、部屋の換気が不十分になるので、なおさら室内のアブラ汚れは深刻に。

 原因はそれだけではありません。私たちの体から出る皮脂の汚れもアブラ汚れなのです。床のベタベタ汚れは、足の裏から出る皮脂汚れ。電気スイッチの汚れは、指先の皮脂かもしれません。

 アブラは早めに拭きとれば洗剤なしでもキレイになります。温度が高いほうが落としやすいので、お湯を使うとラクに落ちますよ。

 

水まわりにたまるガンコもの水アカ!

《水アカの正体》

 水道水が蒸発したあとに残る、水の中にとけていた カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分。

《水アカを放置すると》

 毎日掃除が必要なわけではないが、放置するとたまって洗剤を使ってもとれなくなる。

《水アカの対処法》

 水滴を拭いておくと予防できる。水アカをとるには、クエン酸や酢など酸性の洗剤が効く。

浴室の鏡の白いスジ、放置するとガッチリかたまる

 水で流せばキレイになる……イメージですが、水道水が原因の汚れもあります。それが水アカ。浴室の鏡についたウロコのような白い汚れや、加湿器の底に残る結晶のような汚れ、トイレの手洗いの水栓につく白いかたまりも水アカです。

 水アカは、水道水にとけこんでいたミネラル分が残ったものです。そのため、窓が結露して水分がたまっても水アカはつきません。結露の水分は水蒸気によるものなので、ミネラルがとけこんでいないのです。

2021.10.28(木)
文=本橋ひろえ