子どもたちに地球環境問題への関心を持ってもらうことを目的とした「タラ号ポスターコンクール2021」が開催中です。

 主催しているのはアニエスべーとTara Océan(タラ オセアン)財団。財団が所有する海洋科学探査船「タラ号」は世界中の海を航海して気候変動や環境破壊が海洋にもたらす影響を研究し、海洋保全の重要性を発信しています。

 アニエスべーが財団のサポートを始めたのは2003年。海洋の未来を人類の未来と考え、これまでに温暖化、プランクトン、サンゴ礁、マイクロプラスチックなどをテーマに12の探査プロジェクトを施行してきました。

 タラ号の航海の道筋は世界60カ国、45万キロ以上にものぼり、75の協力研究所や協力研究機関と共に21の科学研究分野で、これまでに8万以上のサンプル採取や貴重なデータを収集しています。

 タラ号の調査の中でも特にユニークなのがクルーにアーティストが乗船しているということ。

 アーティストだからこそ感じることのできる海の状態、様子。そんな微細な変化を実際に海で体験し、作品に昇華することで気候変動をより多くの人に伝えていくことを目的にしています。

 「タラ号ポスターコンクール」はこの「アートと科学の融合」という視点のもと、日本の子どもたちが環境問題に関心を持つきっかけになるようにと、誕生したプロジェクトで、昨年に続き2回目の参加者を募集中。

 環境保全への取り組みに対しての思いを込めたタラ号のポスターを子どもたちに制作してもらい、その中から優秀作品賞に選ばれた2組を香川県三豊市で行われる粟島環境合宿(1泊2日)に親子ペアで招待します。

 瀬戸内海に浮かぶ美しい離島「粟島」での合宿は自然の美しさ、尊さを肌で実感できる貴重な2日間となるでしょう。

 応募締め切りは2021年6月13日(日)まで。応募方法等の詳細、応募フォーマットのダウンロードはこちらから。

アニエスベー

https://www.agnesb.co.jp/brand/

2021.05.16(日)
文=CREA編集部