メゾンを代表する技術の名手と厳選された職人が、ジュエリーにまつわるテーマを語らうショーメのポッドキャストシリーズ「Virtuoso Conversations」。2020年11月よりスタートしている配信ではハイジュエリーとサヴォワールフェールが織りなす類まれなる世界への探訪だけでなく、ジュエリーとアートの高度な技術を紹介。メゾンが常に追求し続けている想像力豊かで、卓越した技術を誇る作品世界を堪能できます。

待望の日本語訳が登場!

 これまで英語とフランス語のみだった配信ですが、この2月に日本語バージョンが登場。オリジナルポッドキャスト“職人によるカンバセーション”の日本語吹き替え版が公開されています。

 シリーズは3つのエピソードで構成され、2020年に発表したハイジュエリー「ペルスペクティブ ドゥ ショーメ」コレクションに施された技術の秘話など、ジュエリー制作における謎めいて類まれなる技について約25分間のカンバセーションが収録されています。

エピソード1:ライトネス(軽さ)

 ショーメ13代目アトリエマスターのBenoît Verhulle(ブノワ・ヴェルル)がブロンズアーティストPierre  Salagnac(ピエール・サラニャック)を迎え、作品を形作る素材と空間について対談し、対象の正確な捉え方や彫刻でアイデアを形にしていく方法、高度な技巧の用い方について意見を交わします。

「加工していない金属は美しくありません。私たちにとっては、どこから見ても美しく整えられていることが重要です」(ブノワ・ヴェルル)

「植物から最も遠い素材で軽やかさを表現しようとするところに、ある種の詩情が生まれ、作品になるのです」(ピエール・サラニャック)

エピソード2:カラー(色)

 ショーメのカラーストーンバイヤーであるFrançoise Roche(フランソワーズ・メロシュ)とモザイクアーティストのBéatrice Serre (ベアトリス・セレ)が対談で色と構成の直感について語ります。

「価値や物質的、化学的なクオリティもありますが、ある一定の宝石だけが持ち得る魂があります」(フランソワーズ・メロシュ)

「結局私たちはできるだけ自然に近づこうとしているのですね」(ベアトリス・セレ)

エピソード3:ライト(光)

 ショーメのダイヤモンドバイヤーであるPascal Chammah(パスカル・ シャマー)と、建築空間を彩るガラス作家Emmanuel Barrois(エマニュエル・バロワ)が光と素材に宿る魂について、インスピレーション溢れるお話を繰り広げます。

「ショーメにとってカラットの大きさは重要な要素ではありません。最も大切なのは卓越した輝きと煌めきを持つダイヤモンドであることです」(パスカル・シャマー)

「私たち職人は人間の知識や言葉では表現できない何かを追求するところもあります」(エマニュエル・バロワ)

 オリジナルポッドキャスト“職人によるカンバセーション”は、Apple podcasts, Spotifyのショーメアカウントで現在公開中です。各配信またはショーメ公式ホームページ内 ニュースページよりチェックしてみてください。

ショーメ

電話番号 03-5635-7057
https://www.chaumet.com/jp/news/virtuoso-conversations

2021.02.24(水)
文=CREA編集部