NYのメトロポリタン美術館で、「Play it Loud : Instruments of Rock & Roll(騒がしく奏でろ:ロックンロールの楽器)」展が開催されています。

 これはロックの歴史を刻んできた楽器にフォーカスを当てた展覧会で、オハイオ州にある博物館「the Rock & Roll Hall of Fame」(ロックの殿堂)と共同開催され、約130もの楽器と衣装が展示されるという大規模なもの。

「Play it Loud :Instruments of Rock and Roll」の会場。ビートルズのドラムスの前で記念撮影する人がいっぱい。©The Metropolitan Museum of Art

 記者会見には、かのレッド・ツェッペリンの伝説的ギタリスト、ジミー・ペイジや、元イーグルスのドン・フェルダー、スティーブ・ミラーらが出席。

 しかもドン・フェルダーは「ホテル・カリフォルニア」を演奏するという、豪華なプレビューでした。

記者会見には、ジミー・ペイジ(写真右手前)やスティーブ・ミラー、元イーグルスのドン・フェルダーらも出席。

 展覧スペースには、マディ・ウォーターズやチャック・ベリーのギターから始まり、ビートルズ、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、エディ・ヴァン・ヘイレン、プリンス、そしてレディー・ガガのピアノに至るまで、そうそうたるミュージシャンが愛用した楽器が並んでいます。

「Guitar Gods(ギターの神様)」のコーナーには、有名ギタリストの名器がずらりと展示されています。©The Metropolitan Museum of Art

 ビートルズのドラムセットや、ジミヘンの変形ギター、ジミー・ペイジが愛用したギターの前で記念撮影する人が多く、自分がファンであるギタリストの愛用品を詣でる男性客も目につきます。

ジミ・ヘンドリックスのフライングV。©The Metropolitan Museum of Art
キース・リチャーズのレスポール・カスタム。©The Metropolitan Museum of Art

 また映像資料も多く、名曲の舞台裏を語るジミー・ペイジや、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロといったミュージシャンたちが、楽器について語る貴重なビデオも上映されています。

 ロックの歴史を輝かせたミュージシャンたちのビデオクリップ上映も、たくさんのスターが登場して華やかで豪華な内容です。

エディ・ヴァン・ヘイレンがギターについて語る特別映像も。©The Metropolitan Museum of Art

 かつて、これほど有名ロックミュージシャンの楽器が一堂に会したケースはなく、やはりメトロポリタン美術館しか成しえない規模の展覧会です。

 ロックファンならぜひお見逃しなく!

プリンスが使っていた独特のシンボル型のギター。©The Metropolitan Museum of Art
ギブソン社製ジミー・ペイジのためのエレクトリックとアコースティックのダブルネック・カスタム・ギター。「天国への階段」で使用。©The Metropolitan Museum of Art

The Metropolitan Museum of Art

所在地 1000 Fifth Avenue New York, NY 10028
電話番号 212-535-7710
開館時間 10:00~17:30(金・土曜 ~21:00)
料金 一般 25ドル
開催期間 2019年10月1日(火)まで
https://www.metmuseum.org/

黒部エリ

ライター、作家。東京都出身。大学卒業後、「アッシー」他の流行語を生み出すなど、ライターとして情報誌から広告まで幅広く活動した後、94年よりNY在住。ファッション、ビューティー、アートやレストラン、人物インタビューなどなど、旬な情報を発信し続けている。著書に『生にゅー! 生で伝えるニューヨーク通信』(文藝春秋)などがある。
https://erizo.exblog.jp/

Column

気になる世界の街角から

世界の12都市から、何が旬で何が起きているかをリポートするこのコーナー。
その街に今すぐ飛んで行きたくなる情報ばかりです!

文・撮影=黒部エリ