ここ数年のパリは、若い世代のパティシエたちが大活躍中。パティスリーにおいてもデザートにおいても、20~30代の新鋭たちが、21世紀前半のスウィーツ黄金時代を築きつつあり、実に刺激的な状況だ。注目の12店をご紹介。
印象的な香りや絶妙な食感が持ち味
◆KL Pâtisserie(KL パティスリー)
2016年の誕生以来、群雄割拠のパリのパティスリー界でひときわ注目を集める店。
オーナーシェフのケヴィン・ラコットは、パリや地方の名門パティスリー、ホテルで修業した実力派。パティスリーは、素材の自然な色を美しく生かしたシンプルな仕立て。高い技術力に裏打ちされた、印象的な香りや絶妙な食感が持ち味だ。
アトリエとサロン・ドゥ・テも併設していて、パン・ペルデュ、チョコレートスフレなど、オーダー後に作ってくれるデザートが味わえるのも魅力的。クランブルやケーク、サブレなど、お土産もおすすめだ。
KL Pâtisserie(KL パティスリー)
所在地 78 avenue de Villiers 75017 Paris
電話番号 01-45-71-64-84
営業時間 9:00~19:30(土曜 9:30~、日曜 9:30~18:30。ア・ラ・ミニッツのデザートは11:00~18:30)
定休日 月曜
http://www.klpatisserie.com/
Text=Yukino Kano
Photo=Shiro Muramatsu