EMSと温感RFでよりやわらかく!

 広頚筋と表情筋はつながっており、互いが引っ張りあうことで引き締まったフェイスラインを作っています。広頚筋は、上を向いて「いーっ」としたときに張ってくる首の筋肉。弱まると表情筋とのバランスが崩れ、ほうれい線のようなしわや、たるみの原因となります。

 2つのローラー「ツインズローラー」は、フェイスラインに沿って深く上下させて刺激することで、肌の温度を上げ、筋肉を引き上げる効果を発揮します。こり固まった顔をストレッチすることで、筋肉が動きやすくなり、ハリが出てくるそう。

 大阪体育大学の検証データによると、ツインズローラーだけで3分使用し、20分後に肌の状態を計測したところ、もとの状態を100%とすると、ハリは9%アップし、筋肉は33%やわらかくなることがわかりました。

 ローラー部分には「EMS」を搭載。微弱な電気刺激をあたえることで、効果的に表情筋を刺激できるんです。銀色の線が電極になっています。電極は左右のローラーそれぞれに違う回路を使っており、肌や歯茎にくるピリピリ感が抑えられています。私はEMSのピリピリ感が苦手なのですが、このくらいの刺激なら問題なく使えそうです。

 さらに、「温感RF(ラジオ派、高周波とも)」も搭載しています。温感RFは、一般的な表面からあたためるヒーターと異なり、角質層からあたためることで、肌をほぐれやすい状態にして、トリートメント効果をより高めてくれるのが特長。

 写真はアテックスの、サーモグラフィカメラが撮影した、こんにゃくにローラーを1分間当てた後の温まり方の実験の様子。1分が経過しても、あたたかさが継続していることがわかります。実際に使ってみると、肌の奥からあたたまるので、使用後にじんわりとしたポカポカ感がありますよ。

 ツインズローラー、EMS、温感RFの3つを組み合わせることで、相乗効果が出て、さらに肌をやわらかくなるとのことで、実際にローラーだけでは33%だった筋肉のやわらかさは、EMSと温感RFを一緒に使うと、約51%やわらかくなるという結果も!

2018.03.04(日)
文・撮影=齋木香奈美