世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第174回は、芹澤和美さんが、「今こそ旬!」なロシアの街を訪ねます。

ビザ簡素化の今こそ
ウラジオストクは行きどき!

建物も人も、どこを切り取っても絵になるウラジオストク。

 以前からずっと旅してみたいと思っていながら、なかなか叶わなかったのが、ロシア。首都モスクワまでの直行便もあるのだけれど、ビザの取得に時間と手間がかかることから、なかなか旅のスケジュールが立てられずにいたのだ。

港町は、夜になるといちだんと旅情あふれる景観に。

 だが、そんな私に嬉しいニュースが! 2017年8月から、ウラジオストクの空港と港に到着する旅行者にかぎり、無料で電子ビザが発給されることになったのだ。

 これまで必要とされていた招待状も、渡航目的を証明する書類も不要。費用がかからず、自宅にいながらにしてインターネットでビザが取得できる。手続きは入国4日前までに済ませればOK。極東ロシアというエリアも興味深いし、さらに今はロシアルーブル安……これはもう、行くしかない。

オーロラ航空の直行便で成田から一路、ウラジオストクへ。

 思い立ったらさっそく飛行機の手配。ウラジオストクは、成田からの直行便がある。フライト時間はわずか2時間55分(帰路は2時間30分)と、国内旅行感覚。しかも、時差は日本のプラス1時間と少ないから、旅のプランも立てやすい。

オーロラ航空の機内。フライト時間は往路2時間55分とあっという間。

 成田からは、ロシアの航空会社であるオーロラ航空とS7航空の2社が就航している。私は、より早くウラジオストクに到着するオーロラ航空をチョイス。その理由は、初日もしっかりディナーを楽しみたかったからだ。

帰路も窓側席で眺めを堪能。旅を終えて眼下に見る日本も美しかった。

 そんな食いしん坊なもくろみは、サプライズをもたらした。それは、飛行機がプロペラ機だったこと。プロペラ機はジェット機の半分ほどの高度を飛ぶため、窓から景色を楽しむことができる。眼下の風景を眺めながらのフライトは、旅の気分を盛り上げてくれた。

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2018.01.16(火)
文・撮影=芹澤和美

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