Magnificent View #1360
オモ川(エチオピア)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
エチオピア中央部にある高原から流れ下りトゥルカナ湖に注ぐ、全長約760キロのオモ川。標高差が大きいため川の流れは速いが、一帯に多大なる恵みをもたらしている。
川の周辺に暮らすのは、20万人にもおよぶさまざまな部族だ。彼らにとって、オモ川は命の源。この川が毎年洪水を繰り返すことで岸辺の土に栄養が蓄えられ、水が引いた後の土地は絶好の耕作地となるのだ。
オモ川流域は、都市部とは山岳地帯によって隔てられているため、近代化の波に流されることがなかった。それゆえ、彼らはいまでも伝統的な生活様式を受け継いでいる。
例えば、ご覧のカロ族の成人男子は、顔や上半身にペイントをするのが習わし。ユニークなのは、ハマル族の成人式。若者は今でも、何頭もの牛の背中に次々と跳び移る「牛の背渡り」という儀式を経て、一人前の男と見なされるという。
文=芹澤和美
