ザ・リッツ・カールトン京都で堪能する
ミシュラン3ツ星の名店の味

期間限定で特別提供！
名店「京懐石 吉泉」の美味を食す

 京都の鴨川に面し、東山三十六峰の山々を見渡すことのできる風光明媚な立地を誇るザ・リッツ・カールトン京都から、立春を迎えるこのシーズンに、スペシャルなニュースが届いた。

 2018年2月1日(木)～3月15日(木)の期間限定で、ミシュラン関西ガイドで3ツ星を5年間保持する名店「京懐石 吉泉」の料理を期間限定で特別提供する。

 その会場となるのはロックガーデンと滝を見渡すことのできる、ホテル内の日本料理レストラン「水暉」の会席だ。

「京懐石 吉泉」は世界遺産の下鴨神社を背にし、神聖な糺の森に隣接して佇む。

 「京懐石 吉泉」亭主の谷河吉巳氏は15歳で京へ上り、修業に励む中で50人もの師に仰ぎ、茶道や華道、香道、書や詩歌など、食だけにとどまらない多彩な美的感覚を養う。そして26歳という若さで嵯峨嵐山にある料亭の料理長に就任。1983年に「京懐石 吉泉」を開業し、京懐石料理についてのたゆまぬ努力を続け、2009年からミシュラン2ツ星を、2013年からは3ツ星を獲得する名店にまで成長させた、実力の持ち主だ。

 京懐石は、茶会の主催者である亭主が招いた客をもてなすための日本料理のひとつで、茶の湯の文化とともに発展してきた。「京懐石 吉泉」の献立は京懐石のストーリーやリズムを尊重し、まず酒一献と先附を提供。亭主のおもてなしとお礼の気持ちを表すところから始まる。

全国から選りすぐった旬の食材を丁寧に調理し、味覚だけでなく美しさや香り、歯ざわりなど五感で感じるための工夫が凝らされる。

 ザ・リッツ・カールトン京都で供される特別コースは全8品。

 季節ごとの香りがたちのぼる、だしの利いた椀物。4品目のお造りは向附けと呼ばれ、漢方の役割も担う旬の添え物と一緒にいただけば、刺身の旨みや甘みが一段と増す。中皿の寿司や蒸し物でひと息つき、山海の幸を盛り合わせた八寸で一献傾ければ、いよいよメインディッシュの煮物、焼き物が並ぶ。

 ご飯と漬物に最後は果物や菓子、そして薄茶でコースは締めくくられる。料理一つひとつに四季折々、移り変わる季節が表現され、京料理ならではの繊細で奥深い味わいが堪能できる。

特別コース料理が提供される「水暉」。細部に至るまで組子細工や漆塗りなど、伝統工芸が散りばめられたモダンで優美な店内。

 冬の京都で日本の伝統と文化が紡ぎだすラグジュアリーな空間に浸りながら、真心のこもった京料理で心満たされる上質な時間を過ごしてみては。

文＝立花奈緒(ブレーンシップ)