ロンドンから南へ約70キロのルイスは英国人が普通にアンティークを探しに来るおしゃれな可愛い街。アンティークショップはそれぞれに得意分野が異なるため、お店ごとに発見や掘り出し物がある。まずはいくつかの店舗を見て回って、趣味が合うショップを見つけたい。

» 第1回 家族経営のこだわり店
» 第3回 きらりと光る好センス

時間をかけて探索すれば
意外なお宝が見つかるかも

◆Lewes Flea Market
(ルイス・フレア・マーケット)

 ハイ・ストリートから1本入った通りにある、オークションハウスにも近い店。

65の取引先から仕入れる商品はバリエーション豊か。

 広いフロアに、ありとあらゆる商品が散らばり、迷子になりそうな店内は、店名通りまるで蚤の市に来ている気分になって楽しい。子どもは入れないアンティークショップもあるが、こちらはベビーカーも犬連れでもOK。

左:ルビー色のゴブレット210ポンドは年代不詳、おそらくヴィクトリア時代のものとか。
右:べっ甲のケース 19ポンド。金属の飾りが付いた手鏡 38ポンド。
左:ヴィクトリア時代にベルリンで作られた足置き 36ポンド。
右:ウェッジウッドとも仕事をした英国の人気陶芸デザイナー、スージー・クーパーのコーヒーカップ・セット 45ポンド。

 食器から衣類、時計、CD、書籍までバリエーション豊富な商品を扱っていることも特徴で、思ってもいなかった掘り出し物が見つかることも。時間をかけて探索しよう。

左:シルバーとガラスのアトマイザーは2001年のもの 45ポンド。
右:ヴィクトリア時代の水差しとグラスのセット 9ポンド。

Lewes Flea Market
(ルイス・フレア・マーケット)

所在地 14A Market Street, Lewes BN7 2NB
電話番号 01273-480328
営業時間 10:00~17:00、土・日曜・祝日 10:30~
定休日 無休
http://www.flea-markets.co.uk/

●ルイス
アクセス ロンドンから車で約2時間、電車で約1時間

取材・文=サトータケシ
撮影=小野祐次
コーディネイト=小川ヒギンス美穂子
協力=英国政府観光庁