新店来訪! 美味しい出会いに一番乗り

新店来訪! 美味しい出会いに一番乗り

ホームから徒歩1分「食楽たわら」は
毎日通いたい自由が丘の深夜食堂

◆食楽たわら(自由が丘)

「自由が丘横丁」奥の
のれんのないお店

 自由が丘駅の正面口、ロータリーに面して細い路地が、そしてその先に「自由が丘横丁」があるのをご存じでしょうか。

 コンパに集合する大学生を横目に、目印の赤い鳥居をくぐって数歩進むと、左手に何やら不思議な建物が。この「横丁」には、角を挟んで2カ所の入り口がありますが、どちらから入っても一番奥にひっそり佇む、のれんのないお店が「食楽たわら」です。

駅の正面口を出たらロータリーを左手に見て 揚げまんじゅう「御門屋」の横、赤い鳥居が目印です。

 カウンター8席だけの、この小さなお店、実は、昨年末までは「とんかつバル篁」の名を掲げた、知る人ぞ知る居酒屋でした。店を任されていた俵慎一さんの人柄と料理に惹かれて、食通たちも足繁く通い、混んでくると常連たちが席を詰めたり譲り合ったり。

どの席に座ってもご主人の仕事が見えるカウンター。

 新年の挨拶とともに、俵さんが「とんかつバル篁」を辞めるという知らせを受けて、此処で一杯飲まないと家に帰れなくなっていた常連たち(筆者含む)は驚き慌て、できたら遠くないところに店を開いて欲しい、と熱望していました。4月半ばに満を持して最高の結果! 以前と同じ店舗に、俵さんがご自分のお店を開くことに。

31歳の俵慎一さん。食通たちに愛され、若者には頼られる、物静かなご主人。ハッピーアワーはハイボールやサワー類がオール300円。

 17時開店、お通し300円など毎日通える良心価格、何を頼んでも美味しい料理はそのままに、24時まで店内全面禁煙になったのはありがたいこと(瑣末な話ですが、こんな小さな横丁なのに、トイレはちゃんと男女別)。

300円のお通しにも手抜きなし。この日はカリフラワーのすり流しと鰯の梅煮。

 飲み物はビール、ハイボール、レモンがごろっと入ったレモンサワーなどの他に、美味しい日本酒やワインが揃っています。

自由が丘に降り立って1分で喉を潤せる幸せ。荷物を下ろしながら「とりあえず1杯!」

 日本酒はいつも新鮮な状態で飲んで欲しいという気持ちから、全て四合瓶での取り揃え。毎回違う日本酒が飲めるので、お酒好きにも入門者にも嬉しいサービス。レアなお酒に目がない方も、日本酒はこれからお勉強という方も、ぜひその日のおすすめを聞いてみてください。数種類並べて同時に味わってみたい方向けに、新しく「お得な3種飲み比べ」(1,200円)も始まりました。

お酒は能作の錫の酒器で出されます。楽しい飲み比べセットは純米、純米吟醸、生酛造りの3種(1,200円)。

 とりあえず喉を潤して、注文を始めましょう。最初なので何を頼んでいいかわからないという方は、その日特におすすめのおつまみ5種類が出てくる「盛り合わせ」(590円)を。こちらを頼むとお通しはなし。採算度外視のひと皿をいただきながら、ゆっくり飲み物の相談をします。

こんな充実したひと皿が590円。トマト煮こごり、牛バラ肉の赤ワイン煮、鰯の梅煮、カリフラワームース、ナガラミ貝塩煮。写真左は5月、写真右は7月某日の盛り合わせ。

 毎日築地で仕入れられ、黒板に書かれる魚料理はどれも、その日の厳選。多くの客が注文するのが、お刺身盛り合わせ(1人前 980円、2人前 1,800円)。ふたりで1人前を頼んで、そのあと好きなお刺身単品を追加という手もあります。

その日のおすすめのお刺身が毎回4、5種類盛り合わせで。1人前でも2人で食べるときは山葵を2つつけてくれる心遣いが嬉しい。写真左の7月某日の刺身盛り合わせ(2人前)は、縞鰺、真子鰈、鮪、バフン雲丹、オコゼ、釣鰺、鮃昆布〆、蛸。

 季節の素材のお浸しや和えもの、「ジュンサイと蛸の酢の物」など定番割烹メニューから「青梗菜と海老のナムル」「真鴨と九条葱の塩炒め」「海老と豆腐の揚げ出し」などいろいろ。

左:青梗菜と海老のナムル(390円)。
右:海老と豆腐の揚げ出し(690円)。

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2017.08.28(月)

文・撮影=吉岡のの

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