気になる世界の街角から

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スペイン・カタルーニャ版焼ねぎ「カルソッツ」

 カタルーニャ地方では、現在「カルソッツ(Calçots)」と呼ばれる長ねぎが旬の真っ只中。正確には長ねぎではなくて、玉ねぎを独特の方法で栽培したものだそうだが、見た目は日本の長ねぎそのものである。

まずは直火で焼く

 これをどうやって食べるかというと、まずは、直火で表面が真っ黒になるまで網焼きにする。そして、こげた外側の部分をはぎ、とろりと焼きあがった内側の柔らかい部分に「ロメスコ」と呼ばれるソースをつけていただく。こう書くと何やら上品な響きだが、実際はナイフやフォークを使わずに、手だけで食べる豪快な料理。

 長いままのねぎにソースをつけたら、顔を上向きにしてあ~んと大きく口を開けて食べるのがコツ。ソースで服を汚さぬよう、エプロンをして食べることが多い。

大きく口を開けて「あ~ん」

 ねぎのあっさりした甘みに、ナッツなどが入ったロメスコ・ソースのコクがマッチして、ついつい次の一本に手が延びる。こげた部分をせっせとはぐ手は、あっという間に真っ黒に……。一段落して手をきれいにしたら、次は羊肉やブティファラと呼ばれるカタルーニャのソーセージの網焼きへと続くのが一般的だ。

 こうやってカルソッツを食べることを「カルソターダ(Calçotada)」と呼び、この時期週末になると友人や家族で集まって、屋外でのバーベキューならぬカルソターダをする人も多い。そのせいか、雨が降るとカルソッツの売り上げはガクンと落ちるのだとか。

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2012.02.21(火)

text:Miyuki Tsubota

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