Magnificent View #1249
マドレーヌ寺院(フランス)

 パリの8区にあるマドレーヌ寺院は、古代ローマの神殿のようなたたずまいが目を引くカトリックの教会。

 教会らしからぬ姿となったのには、理由がある。建物はブルボン朝末期の1764年に建設が始まったものの、フランス革命により中断。後にナポレオンの命により、軍隊用の施設に目的を変更して建設が再開された際に、神殿風に変わってしまったのだという。

 1812年にナポレオンが失脚すると、当時の国王ルイ18世がカトリック教会としての使用を決定、1842年にようやく完成した。

 そんな紆余曲折を経てできた建物は、外観こそ神殿のようだが、内部は教会らしく数々の宗教美術品で飾られている。中央の主祭壇で訪れる人を迎えるのは、「マグダラのマリアの歓喜」像だ。

 また、ここにはパリでも有数の大きさと品質を誇るパイプオルガンがあり、ミサやコンサートでその美しい音色を響かせている。

Column

今日の絶景

この広い地球上には、まだまだ知られざる素晴らしい景色がある。思わず息を飲んでしまう雄大な自然、ミステリーにあふれた驚きの奇観、そして、人間の文明が刻んだ偉大な足跡……。ここに、選りすぐりの絶景をお届けします。さあ、ヴァーチャルな世界旅行へと出かけよう!

2017.03.02(木)
文=芹澤和美

SHARE

この記事が気に入ったら「いいね」をしよう!