Magnificent View #1242
レアル・デ・カトルセ(メキシコ)

(C)Didier Dorval / Masterfile / amanaimages

 メキシコ中部の山奥には、約2キロの車一台しか通れないほどの狭いトンネルを通らなければたどり着くことができない孤立した村がある。

 その村の名は、レアル・デ・カトルセ。19世紀には銀山の採掘で大いに繁栄したが、メキシコ革命以降、銀の価値が暴落すると村人は去り、ゴーストタウンと化していた。

 当時の建物はそのまま放置され、まるで遺跡のようなたたずまい。だがこの独特の雰囲気を好んで転居してくる人が徐々に増え、現在の人口は1000人ほどに。メキシコ観光局が定める「魔法のように魅惑的な自治体」にも認定され、観光客の姿もある。

 隠れ家のような雰囲気は、まるで映画のオープンセットそのもの。実際、ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツが主演した映画『ザ・メキシカン』のロケ地にもなった。

 街のあちらこちらに自生しているのは、ペヨーテといわれる珍しいサボテン。昔からこの近郊に暮らす先住民族、ウィチョール族の崇拝儀式で食されているという。

Column

今日の絶景

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2017.02.23(木)
文=芹澤和美

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