今日の絶景

今日の絶景

富士山の凜とした美しい姿に
新しい一年の幸せを祈願する

Magnificent View #458
富士山(静岡県/山梨県)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 一年のうちで、元日ほど富士山の写真をあちこちで見る日はないだろう。標高3776メートルの日本最高峰にして独立峰の富士山は、その優美な姿から、日本のシンボルとして知られている。

 古くから信仰の対象でもあった富士山。平安時代初期、噴火を鎮めるために浅間神社が建てられ、富士山を遥拝する習慣が広まったという。その後、鎌倉時代から山岳修行者による登山が行われるようになり、江戸時代には富士山を信仰し登山を行う「富士講」も流行。

 絵画や文学の題材としても、富士山はたびたび描かれた。葛飾北斎の『富嶽三十六景』や太宰治の小説『富嶽百景』など、富士山をテーマにした作品は枚挙にいとまがない。

 そんな崇拝の場でもあり、芸術の題材でもあった富士山が、「信仰の対象と芸術の源泉」として、2013年に世界遺産に登録されたことは記憶に新しい。

 夏以外の登山は禁止されているが、元旦に飛行機の中から富士山と初日の出を拝むフライトは毎年大人気。凜として美しい姿に重なる初日の出は、昔も今も、私たちの心を捉えて離さないのだ。

 

2015.01.01(木)

文=芹澤和美

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