冬の訪れとともに、2023年も、「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」をお届けできる時期が到来しました。

年末年始のお供に、大切な方へのプレゼントに、頑張った自分へのご褒美に、おすすめの作品が揃っています。

ぶんこアラのPOP、オビが目印です。是非書店で手に取ってみてください。


「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」各部門のNo.1をご紹介します。

【★総合No.1】

『一人称単数』(村上 春樹)

『一人称単数』(村上春樹)
『一人称単数』(村上春樹)

人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。
――8作からなる短篇小説集、待望の文庫化!

ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。
同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。
鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。
スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 驚きと謎を秘めた8篇。


【★新刊本No.1】

『少年と犬』(馳 星周)

『少年と犬』(馳星周)
『少年と犬』(馳星周)

直木賞受賞! 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作。

犯罪に手を染めた男や壊れかけた夫婦など傷つき悩む人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角を向いていた。人と犬の種を超えた深い絆を描く直木賞受賞作。


【★既刊本No.1】

『青い壺〈新装版〉』(有吉佐和子)

『青い壺〈新装版〉』(有吉佐和子)
『青い壺〈新装版〉』(有吉佐和子)

無名の陶芸家が生み出した美しい青磁の壺。売られ盗まれ、十余年後に作者と再会するまでに壺が映し出した数々の人生。
人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!

定年退職後の虚無を味わう夫婦、戦前の上流社会を懐かしむ老婆、45年ぶりにスペインに帰郷する修道女、観察眼に自信を持つ美術評論家。
人間の奥深くに巣くうドロドロした心理を小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話!
人間の有為転変を鮮やかに描いた有吉文学の傑作は、読んだ後かならず誰かと語り合いたくなります。


 
 

文春文庫 オブ・ザ・イヤー 全リスト

青い壺〈新装版〉
赤い砂
棚からつぶ貝
民王
イン・ザ・プール
そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森 ノースウッズ
センセイの鞄
太陽と毒ぐも〈新装版〉
夏物語
極夜行
茗荷谷の猫
後妻業
騙る
坂の上の雲 一〈新装版〉
冬の光
そして、バトンは渡された
上機嫌な言葉 366日
西洋菓子店プティ・フール
太陽の坐る場所
夢見る帝国図書館
風に恋う
少年と犬
探偵ガリレオ
彼女は頭が悪いから
ある男
本心
よみがえる変態
名もなき毒
「ない仕事」の作り方
田舎の紳士服店のモデルの妻
生涯投資家
パンチパーマの猫〈新装版〉
一人称単数
いとしいたべもの
満月珈琲店の星詠み
ゆうれい居酒屋
「空気」の研究〈新装版〉
ナナメの夕暮れ
星の王子さま
赤毛のアン


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一人称単数 (文春文庫 む 5-17)

定価 792円(税込)
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少年と犬 (文春文庫)

定価 858円(税込)
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新装版 青い壺 (文春文庫)

定価 781円(税込)
文藝春秋
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2023.12.18(月)
文=文春文庫部