高級食材から縁起のよい飾り物まで

 台湾の人々は春節になると、決まって故郷に戻り、家族や親戚と食卓を囲みます。迪化街でも試食を繰り返しながらお正月用のごちそうを選んでいる主婦たちを見かけることでしょう。また、友人や知人が家にやってくる時期でもあるので、お菓子やおつまみ類もたっぷり用意します。飴やクッキーなどを扱う店では、ウイスキー・ボンボンやさきいか、チーズ鱈など、日本から輸入されたものが売れ筋商品になっていたりします。

 こうした店では量り売りが基本です。敷居が高いようにも思ってしまいますが、値段も安く、好きなものを好きなだけビニール袋に詰め込み、売り子にわたすというシンプルな仕組みなので心配は無用です。

 私がおすすめしたいのはドライフルーツと野菜チップ。マンゴーをはじめ、グアバ、パイナップル、バナナなど、南国らしさを感じられるものが多く、甘さも適度なので、お土産に向いています。また、野菜チップはニンジンやインゲン、サツマイモ、シイタケなどがおすすめです。ビールのおつまみにもぴったりです。

ずらりと並んだ菓子類も壮観です。値段は600g120元(日本円約420円)くらいから

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2014.01.17(金)
text & photographs:Mari Katakura