この記事の連載

新しいことへの挑戦、成長し続ける自分でいたい。

 美容機器「WINDSCELL(ウィンセル)」事業でグループ長を務める石崎玲子さんは、2人の子どもを持つ母親でもある。2005年に入社後人事部で新卒採用や人材育成等の業務を行ったのち、2022年にはキャリアの幅を広げたいと、自らの希望で現在のイノベーションセンターへ異動した。

「私が仕事をする上で大切にしているのは、『新しいことに挑戦して成長する』こと。今まで2度の育休を経験しました。1日24時間をどう優先順位付けするか、短時間で成果を出すことに集中して業務に取り組みました。子どもが幼い時はさまざまな葛藤もありましたが、今は仕事と家庭面でもかなりレベルアップしたかと思います(笑)。

 テレワークや時短勤務、フレックス勤務制度を柔軟に使うことで子育てと両立ができました。職場の配慮が得やすかったのも助けになっています。制度のおかげでキャリアの面でも常に挑戦を続けることができました。WINDSCELL(ウィンセル)事業のビジョンとして”誰もが平等な「美」を手に入れられる世界の実現”を掲げています。その実現に向け、一層の認知・ブランディング拡大を図りたいです」

クルマを支えるグローバルカンパニー

 世界200社以上、従業員12万人を超える株式会社アイシンは、クルマの「走る・止まる・曲がる・快適」を支えるグローバルサプライヤーです。グループで手掛ける製品群は多岐にわたり、カーボンニュートラルや、急速に進むクルマの電動化にも取り組んでいます。また、クルマだけにとどまらない商品・サービスを開発。「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を経営理念に、笑顔あふれる持続的な社会づくりに貢献している企業です。

アイシンが受けた表彰・認定等

●くるみん認定
厚生労働大臣が認定する「子育てサポート企業」の証し。トライくるみんマーク、くるみんマーク、プラチナくるみんマークと、評価項目に応じて3段階を認定。さらに、子育てに加え、不妊治療と仕事の両立に対応した企業には各3段階に「プラスマーク」がそれぞれ認定される。

●えるぼし認定
女性活躍推進法に基づき、一定基準を満たし女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。評価項目を満たす項目数に応じて3段階あり、厚生労働大臣から認定を受けることができる。さらに「えるぼし」認定企業のうち、取り組みの実施状況が、特に優良な場合「プラチナえるぼし」が認定される。

●なでしこ銘柄
経済産業省と東京証券取引所が女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定。女性が活躍しやすい企業は業績や株価にプラスになるという発想から生まれたもの。毎年ごとに選定され、11年目となる今年度は、調査内容、評価ポイント等を一新し、全15社が選定された。

  • アイシンの取り組み
  • ●テレワーク
  • ●短時間勤務制度(フレックス制度併用可)
  • ●女性活躍推進「きらりプロジェクト」 
  • ●イクボス育成
  • ●男性育休100%宣言 ※2020年度導入以降、育児休業、育児目的休暇のいずれかの取得で100%達成
  • ●働きがい改革(ATBA活動:チームビルディング等)
  • ●オープンエントリー制度
  • ●社内託児所完備
  • ●キャリアカムバック制度 ほか

株式会社 アイシン  

所在地 愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地
取締役社長 吉田守孝
事業内容 自動車部品、エネルギー・住生活関連製品の製造販売
電話番号 0566-24-8441
https://www.aisin.com/jp/

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2023.09.07(木)

CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

永久保存版 偏愛の京都

CREA 2023年秋号

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定価950円

『CREA』でいよいよリアルな国内旅の真打「京都」登場。グルメ、アート、カルチャーなどを偏愛目線でお届けします!