「これ、すごく好き」と思えるモノは、自分らしさの種となり、あなたという人の輪郭を描いてくれるものになる。ジュエリー・ディレクター伊藤美佐季さんおすすめのアイテムを紹介します。


Mother’s Jewelry

マザーズジュエリー

1:昨年オーダーして以来、毎日のように愛用しているという伊藤さんの私物。「私のリングは、アルファベット部分にプラチナを使用し、ギヨシェ彫りを施すことでクラシックなムードに仕上げてもらいました。素材によっても雰囲気が変わるので、相談しながら“自分だけのリング”を作って」。シグネットリング(SIL×PT×ブラウンダイヤモンド)535,700円(リングの納期・価格については完全受注生産のため変動します。詳細はお問い合わせを)/hum(エスケーパーズ オンライン) 
2:ポップなフォントがお洒落。「MOM」リング(SIL(イエローゴールドプレート))22,000円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
3:「MOM」リング(SIL(イエローゴールドプレート×ホワイトロジウムプレート))19,800円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
4:「MOM」ネックレス(SIL(イエローゴールドプレート×ホワイトロジウムプレート))25,300円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
5:「MOM」ネックレス(SIL(イエローゴールドプレート))25,300円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店)
1:昨年オーダーして以来、毎日のように愛用しているという伊藤さんの私物。「私のリングは、アルファベット部分にプラチナを使用し、ギヨシェ彫りを施すことでクラシックなムードに仕上げてもらいました。素材によっても雰囲気が変わるので、相談しながら“自分だけのリング”を作って」。シグネットリング(SIL×PT×ブラウンダイヤモンド)535,700円(リングの納期・価格については完全受注生産のため変動します。詳細はお問い合わせを)/hum(エスケーパーズ オンライン) 
2:ポップなフォントがお洒落。「MOM」リング(SIL(イエローゴールドプレート))22,000円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
3:「MOM」リング(SIL(イエローゴールドプレート×ホワイトロジウムプレート))19,800円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
4:「MOM」ネックレス(SIL(イエローゴールドプレート×ホワイトロジウムプレート))25,300円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店) 
5:「MOM」ネックレス(SIL(イエローゴールドプレート))25,300円/マリア ブラック(マリア ブラック 表参道店)

 今月は特集にちなんで、「母になったらつけたい輝き」を2種類セレクトしてみました。

 一つ目は、1番のシグネットリング。シグネットは英語で「印鑑」を意味し、家紋やイニシャルを彫り込み、手紙や公文書に署名した後に封蠟をする際に使われていたリングがルーツ。こちらのhumは、完全受注生産で職人さんと相談しながら希望のアルファベット(三文字まで)やデザイン、素材などをチョイスし、オリジナルを作ることができます。

 写真にあるリングは、私物で、私の名前にちなみ「MSK」がデザインされています。出産の記念にするなら、例えば、自分とベビー、パートナーの名前の頭文字を組み合わせるなどもいいかもしれませんね。書体やデザインも洒落ていて、ボリューム感があるので、ペアでリングを作っても素敵です。これからの人生を共にするのに相応しい、長く愛せるリングだと思います。

 二つ目は、2~5番のマリア ブラック「MOM」コレクションです。先日、ある仕事で、3歳くらいのお子様がいらっしゃる女性とご一緒する機会がありました。その女性がこちらの「MOM」リングをしていたのです。マザーズジュエリーというと、イニシャルや誕生石のものがポピュラーですが、こちらは「MOM」というロゴが新鮮で目に留まりました。

 これをすることで、「母」になったことを改めて自覚したり、誇らしく思ったり……そんな気持ちで身につけるのかなと思いました。プライスも手ごろなので、アクセサリー感覚で気軽に買えますし、友人へのギフトにもいいですね。「MOM」だけでなく「DAD」もあるので、パートナーと共に楽しんでもお洒落だと思います。

 「母になる」ことは、貴重な巡りあわせだなとつくづく思います。手に入れたお気に入りのジュエリーが、頑張る毎日の「励み」や「癒し」になるといいですね。

エスケーパーズ オンライン

電話番号 03-5464-9945
https://escapers.jp/


マリア ブラック 表参道店

電話番号 080-4009-2020
Instagram @mariablackjp

伊藤美佐季(いとう みさき)

ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を生かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。近著に『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)
Instagram @jewelryconcierge_m

Column

伊藤美佐季のSource of yourself

ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。

2023.06.24(土)
Edit & Text=Miwako Yuzawa
Photograph=Masashi Ikuta(hannah management)
Styling=Misaki Ito

CREA 2023年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

母って何?

CREA 2023年夏号

母って何?

定価950円

CREAで10年ぶりの「母」特集。女性たちにとって「母になる」ことがもはや当たり前の選択肢ではなくなった日本の社会状況。政府が少子化対策を謳う一方で、なぜ出生数は減る一方なのか? この10年間で女性たちの意識、社会はどう変わったのか? 「母」となった女性、「母」とならなかった女性がいま考えることは? 徹底的に「母」について考えた一冊です。イモトアヤコさん、コムアイさん、pecoさんなど話題の方たちも登場。