新幹線も開業する、新しい長崎旅の拠点にしたいホテル

 2022年秋に開業を予定している西九州新幹線。その終点となる長崎駅西口に歩行者専用通路で直結したヒルトン長崎が、新幹線に先駆けて2021年11月1日(月)にオープンした。同じく開業したばかりの長崎市の大型MICE施設「出島メッセ長崎」にも隣接し、グラバー園や大浦天主堂、稲佐山などさまざまな観光スポットへのアクセスにも最適だ。

 客室はスイートを含む全7 タイプ。スタンダードタイプのデラックスルームでも30~34 平米のゆとりあるつくりになっていて、10、11 階のエグゼクティブフロアに滞在すれば、専用のエグゼクティブラウンジで、朝食からトワイライトまで無料で軽食や飲み物を楽しむことができる。

 施設内はモダンかつシンプルに、「航海」をテーマにした青が印象的なインテリアでまとめられている。随所にちりばめられた波佐見焼や長崎ハタなど伝統工芸品や地元の素材を使ったアートワークにも注目すれば、海に囲まれた長崎の豊かな歴史と文化を感じるはず。

 館内には4つのレストラン・バーがあり、さまざまなシチュエーションに対応してくれる。そのひとつ、フロントロビーの先に位置するディ・バートは活気あふれるライブキッチンと40種以上のバラエティ豊かなビュッフェやアラカルトを楽しめるオールデイダイニングだ。

 長崎の伝統的な食文化「和華蘭(わからん)」を取り入れながら、季節やテーマごとの肉料理や、地元で水揚げされた新鮮な魚介類を使った魚料理を堪能できる。

 日本料理「瓊鶴海(たまつるみ)」は、鉄板焼き、天ぷら、寿司をそれぞれのカウンターで提供する新しいスタイルのダイニング。かつて長崎港に各地から新たなものやことが集まり、長崎の文化として華開いたように、全国各地の個性的な食材と県産の寒ブリ、真鯛、渡り蟹などを織り交ぜた食材を、職人の技により味わいや芳醇な香り、食材のはぜる音など、五感で楽しませてくれる。

 地理的な特性から長く日本の窓として海外との交流があった長崎は、今、西九州新幹線の開業や旧県庁舎跡地の開発などで100年に一度の大変革期をむかえているとも言われている。街の新たなランドマークとなる施設で、歴史や文化とともに長崎の新しい風を感じる滞在を。

ヒルトン長崎

所在地 長崎市尾上町4-2
電話番号 095-829-5111
https://www.hilton-nagasaki.com/

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文=CREA編集部