サプリメントはあくまでも補助食品と考えよう

 例えば、美容のために大切なビタミンC。

 コラーゲンの生成を促進したり、メラニン色素の合成を抑えるなど美肌づくりには欠かせない。ほかにも活性酸素の除去、抗ストレスホルモンの合成、神経伝達物質の合成など、さまざまな働きを持っている。

 ビタミンCのような栄養素は、サプリメントと果物、どちらから摂取するのがよいのだろうか。

 「サプリメントはあくまでも補助するためのもの。体に必要な栄養素は食べ物から摂るのが基本です」と浜中聡子先生。

 ビタミンCを多く含む果物は、ゆず、キウイフルーツ、柿、すだち、レモン、いちご、ネーブルオレンジなど。また、菜花やブロッコリー、ピーマンなどの野菜にも豊富に含まれている。

 ビタミンCは摂取後2~3時間で排泄されるので、毎食摂取した方がベター。光や熱に弱いので、果物は新鮮なものを購入して早めに食べきるように。

浜中聡子(はまなか さとこ)

北里大学医学部卒業、北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了。北里大学東病院精神神経科、北里大学病院救急救命センター、亀田総合病院精神科勤務を経て、2009年AACクリニック銀座院長。’17年よりクレアージュ東京エイジングケアクリニック (Dクリニック東京 ウィメンズ)院長。心身両面からのケアでウェルエイジングを提唱。