料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、ベテランフードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。

 冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?


 今年の関東地方、梅雨らしい日々が続きますね……! 

 曇天の毎日、気圧の関係か微妙な頭痛に悩まされているフードライターの白央です。

 降ったり止んだり、日々の買い出しも普段以上に面倒ですな。小止みになったときを逃さず、今日も行ってきました。

 本日はニラがひと束78円、卵10個入りで198円、チンゲン菜が2つ入って1パック78円(なかなかのお買い得)、小さいけれどズッキーニが2本で58円、キュウリ4本で98円、国産豚シチュー用肉が1パック180g前後で5割引の220円、そして国産合い挽き肉がたっぷり500グラムで480円! 

 雨の中を行った甲斐があった……って、天下のCREA WEBでここまで所帯じみたことを書いてるライターも私ぐらいでしょうね。生活感ありすぎでスミマセン。

 さて、買い物がすんだら食材それぞれを片づけていかなければ、なのですが……私はどうにもこの時間がブルーなのですよ。憂鬱。買った物々の個包装を解いて、ばらして、下洗いするものはして、保存容器に移し替えたりパッケージを捨てたりのもろもろって、なんとも面倒くさいんだ……!

 面倒さにも種類がいろいろありますよね。「食材を料理に使える状態にする面倒さ」というのは……チマチマとしつつもジンワリと効いてくるような、実に嫌な性質(たち)のもの。そう、梅雨時の気圧が招く軽微な頭痛のそれのように。

2019.07.17(水)
文=白央篤司