谷間を彩るブルガリアンローズに誘われ
幸せあふれるブルガリアの「薔薇祭り」へ
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初夏の訪れとともに、ブルガリアの「薔薇の谷」は花咲く季節を迎える。首都ソフィアからは車で約5時間。壮大なバルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に囲まれた平原のかなた、緑深い谷が広がっている。ここが古くから「薔薇の谷」と呼ばれてきた地だ。谷間では5月から6月にかけての3週間、見渡すかぎりブルガリアンローズが咲きそろう。
大地が甘やかなローズピンクに染まり、花々の香りも極まる6月には「薔薇祭り」も開かれる。祭りでは心待ちにしていた花の収穫を祝い、さまざまな楽しみが。村の人たちは家族そろって民族衣装で着飾り、リズミカルな伝統舞踊の輪をつぎつぎと広げていく。僧院からやってきた聖歌隊も、厳かな歌声を谷に響かせて。木立では各国から集った人々が花を手摘みしながら、収穫の歓びを分かち合っているようだ。
誰もが薔薇の香りに酔いしれ、輝くような笑顔。その幸せな輪に誘われて、自然の恵みに満ちた薔薇の楽園を訪れてみたい。
花々がもっとも生命感に富む季節になると、薔薇の谷は一日の間、移ろう時とともに表情を変える。ドラマティックな風景と出合うために、夜明け前の谷へ。
まだ淡く暗闇の残る谷間では、うっすらと降り立つ朝靄が、薔薇の蕾を目覚めさせる。澄み渡る空気のなか、朝露を含んだ蕾から漂い始める香りは、みずみずしく清らかだ。やがて、日の出を迎え、谷には光が射し込み、すがすがしい風が渡ってくる。ほころぶ蕾がまとうのは、やさしく、やわらかな香り。集まってきた摘み人たちが香りを慈しむように、一輪、一輪、花を手摘みしていく。
そして、太陽が昇るにつれ、きらめきを増した谷ではブルガリアンローズが一斉に花開く。あふれる香りは自然の息吹に満ちて、優雅で華やか。吹く風に乗り、遠く森や山へと芳香が広がる。その風景は神々しいまでに美しく、薔薇の神秘的な力を思わずにはいられない。遥かな薔薇の谷を巡る旅は、心にまで染み入る至福をもたらしてくれる。
「薔薇の谷」から届く癒やしが美しさを導く
ディシラ ボディーケアシリーズのリラクゼーション
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ディシラの「ボディーケアシリーズ」には、日常のなかでも「薔薇の谷」の幸福感に包まれるアイテムが充実。アイテムにはそれぞれ、移りゆく谷の情景にあわせた香りを凝縮させている。
たとえば、ディシラ ボディーウォッシュは夜明け前の谷を思わせる香りとここちよさ。ディシラ バスタブレットには朝陽にほころぶ花びらの感触を込めて。花開く陽光の谷の華やぎを伝えるのはディシラ ボディーリンス。このステップを重ねることで、薔薇の恵みがもたらす安らぎはさらに深まり、内面から輝きあふれる美を実感できる。
ディシラが招く薔薇の谷に満たされ、心潤う贅沢なひとときが今日も待っている。
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ディシラ
https://www.dicila.co.jp/
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ディシラで「ここちいい」極上体験を!
2017.06.19(月)
文=上保雅美
撮影=釜谷洋史